かず4~5年(2017/6/20)

福西です。

論理パズルをしました。

「食べた野イチゴ」

さきほど、A、B、Cの3人はおいしい野イチゴを食べました(数はそれぞれ、1個、2個、3個で順不同)。

A「Bは私と同じ数の野イチゴを食べました」

B「Cは私と同じ数の野イチゴを食べました」

C「私はAより1個だけ多く食べました」

3個食べた者は少なくとも真実を語っています。誰がいくつ食べたのでしょう?

──『論理パズル「出しっこ問題』傑作選(小野田博一、講談社)

Aちゃん

AとBは同じという言葉を使っている。しかし、この文章にはありえない。Cは、Aより1こ多い、と言っている。この文章にはありえる。Cは正直なので3つ。AはCより1つ少なくて2つ。残ったBは1つです。

答え A2つ B1つ C3つ

Sちゃん

AとBは同じと言っているからうそつき。だから3個は矛盾。だからCが3個。Cが言っている事が正しいのでAは2個。なのでBは1個になります。

答え Aが2つ Cが3つ Bが1つ

R君

まずAとBは同じと言っているのでうそつきで、正直はCです。だからCは3こ。CはAより1こ多く食べたので、Aは2こです。のこりは1こでBしかいないので、答えは、A2こ、B1こ、C3こです。

食べた数が異なるという題意から、「同じ数を食べた」という発言がうそになります。それによって、正直者がまず決定します。それを糸口にする証明を書いてくれました。

回を重ねるごとに、みんな文章がしっかりしてきています。Sちゃんのように「だから」を重ねて書いてくれることは、とても良いことです。論理的で説得力があります。

また、答案を書く前の質疑応答の段階では、R君が明晰な発言を幾度となくして、クラスをリードしてくれていました。