「ラテン語格言集」に次の言葉を追加しました。
Legum omnes servi sumus ut liberi esse possimus.
「レーグム・オムネース・セルウィー・スムス・ウト・リーベリー・エッセ・ポッシムス」と読みます。
legum は「法律」を意味する第3変化名詞 lex の複数・属格です。servi にかかります。
「すべて」を意味する第3変化形容詞 omnes はこの文の主語である nos (一人称複数・主格)と同格で、男性・複数・主格です。なお nos は省略されています。
servi は「奴隷」を意味する第2変化男性名詞 servus の複数・主格です。
sumus は「・・・である」を意味する不規則変化動詞 sum の直説法・能動相・現在・1人称・複数です。
ここまでをまとめると、「我々は皆法律の奴隷となる。」
ut は目的文を導きます。続く従属文の動詞は接続法になります。
liberi は「自由な」を意味する第1・第2変化形容詞 liber の男性・複数・主格です。
esse は sum の不定法・能動相です。
possimus は不規則変化動詞 possum の接続法・現在・一人称・複数です。
ut 以下は「我々が自由でありうるために」となります。
「我々は皆、自由であり得るために法律の奴隷となる。」と訳せます。
キケローの言葉です。
Vox populi vox dei. なんと発音するのでしょうか?
「ウォークス・ポプリー・ウォークス・デイー」と読みます。
voxは単数属格がvocisとなる第三変化名詞で意味は「声」。
populi は第2変化名詞 populus の単数属格で、意味は「人間」、ここでは「人民」の意味です。
dei とはdeus(神)の単数属格です。
動詞がありませんが、est(→不規則動詞sumの3人称単数)を補うといいでしょう。
直訳は「民衆の声は神の声(である)」
朝日新聞の「天声人語」はこのラテン語を元にしているようですね。