December 30, 2004

夢に向かって(2)

夢に向かって(1)で言及した計画シートというのは、カレンダー(日付)とその日の予定に合わせて、何をどこまで進めるかのタスク一覧シートです。エクセルで作りました。生徒には、その場で問題集を広げさせ、日付の横に具体的なページ数を記入させ、できあがった段階でコピーをとりました。休み明けに、このシートを元にして、再度計画をたてる自分と実行する自分の「対話」を活性化してもらうよう、お話ししたいと思うからです。両者の乖離は渡しとしてはあって当然であり、今述べた「対話」をノートの上に記録する姿勢の有無が、受験をはじめ、その後の人生の展開で大きな力になると思っています。

計画のチェックシートを渡した生徒には、次のメッセージを添えました。

メリークリスマス。その後元気で頑張っておられることと思います。

前回の授業では、冬休みの計画を立てる意義についてお話をしましたが、思ったように進めることはなかなか難しいかもしれません。日によって課題に取り組めるときもあれば、それどころではない、という日もあるでしょう。もしうまく進んでいるようでしたら、そのまま頑張って下さい。逆であれば、plan2 に軌道修正した計画を新たに立てて、残りの日々を過ごしてみて下さい。いずれにしても、自分が最初に立てた計画をいったん見つめ直す時間を取って下さい。

今までの流れをまとめますと、1)自分で自分に課題を出す、2)それを実行する、3)予定と実際との一致、またはずれを自覚する、4)軌道修正する・・・という一連のスタイルをこの冬休みに会得してほしいと思って、前回「計画シート」をお渡ししたわけです。

これから新しい一年が始まろうとしています。私は自分の時間を有意義に使うためには、「忙しい」中にも、自分の側から時間をコントロールする姿勢を身につける以外手はないと思っています。お金だったらお小遣い帳をつけますね。あれと同じ事です。何も考えずに目の前のお金を使っている人(恵まれていますね)は、すぐにお金がないといって困るでしょう(いくらお金があってもです)。

時間がない、お金がないのではありません。要は、自分の時間の使い方、お金の使い方をよく見つめて「いない」だけなのです(自戒を込めて書いています)。まず客観的に自分の時間の記録をつけ、無駄を見つけ、時間の(お金の)使い方の軌道修正を計っていく・・・という姿勢を身につけてほしいと思っています。

それは何のためでしょうか。単に時間の無駄遣いをなくすことが目的なのではありません。人間にはいろいろな夢があります。夢を実現したいと思ったとき、努力する人もいれば、自分には無理だとあきらめる人もいます。後者はしばしば才能(や時間、運)の不足を理由に努力を放棄し、自分を卑下し、他人の成功をうらやましく思います。私は皆さんが後者でなく、前者になっていただきたいと強く願っています。

私自身は中学、高校時代を通じ、勉強で成績を上げることと、クラブ(テニス)で活躍することの二つをいつも努力目標にしていました。しかし、よく考えれば、この二つの目標は、それぞれを頑張れば頑張るほど、片方の夢の実現は遠のくように思われました。簡単に言えば、クラブを辞めれば勉強する時間が増えるので、成績を上げるという目標に照らせば、有利になります。しかし、それではクラブで活躍するという夢をあきらめることになります。みなさんはどうしますか?

ここで最初にお話ししたことに戻ります。私はノートに日記をつけることにしました。勉強については、この日一日どの問題集をどこまで進めるのか、クラブについては何に重点を置いて練習するのか、といったことをまず書きます。そして、一日が終わる頃、その日を振り返り、自分のできたこととできなかったことを正直に記録していきました。たとえば、「数学の問題集は何ページまで進めるつもりが何もできなかった。」とか、クラブでは「誰と試合してどういう結果だったか」といった具合にです。

この記録をつけた後、「では明日はどうするか?」の予定を書くのがコツです。慣れないうちは「明日こそは!」の思いを込めて無理な計画を書くものです。でも、それもまたよし。段々自分という人間の「癖」がわかってきます。人に見せるノートではありませんから、そのうち見栄を張らず、自然と無理のない計画を立てるようになります。そして、このことが何より大きな成果なのではないかと思います。つまり、夢を持ちつつ、その実現に向かって、無理のない計画を自分でたてる習慣を身につけるということが、です。

いずれにしても、後は明日が来るのを待ち、その大半は予定通りではない形で一日を過ごし、夜にその結果を振り返り、また次の日の計画を練る(そして寝る)。このリズムを会得するのとしないのとでは、大きな違いが生じるでしょう。結果において、また、日々の意識において。お金と違って、時間の場合、誰にも平等に1日は24時間あります。あと一年先までの時間は、誰にも平等に365日あります。この事実をよく見つめて下さい。そして、一瞬一瞬が二度と来ない瞬間であることをかみしめて、自分に与えられた時間という宝物をどうか大切にしてください。

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夢に向かって

最後の授業で、冬休み用の計画シートを生徒に渡し、冬休みを計画的に過ごして下さい、という月並みなコメントを添えました。計画はその通りに進めることが大切だとはあまり思いません。自分で計画を立てて、その通り進むかをチェックする、そして軌道修正しながら、あらためて計画を練り直す・・・という繰り返しによって、ほかならない自分自身の癖を知ることにつながります。自分の良いところを伸ばそう、とか、自分の弱点を補強しよう、とか自分で自分に言い聞かせ、実行していく方が、先生や親にあれこれいわれるより大人です。

では、何のために計画を立てるのでしょうか?これまた月並みですが、「夢に向かって」と答えたいと思います。その夢とは受験での成功、というのもあると思います。これは個人で様々に考えればよいのです。また、その都度、悩み、軌道修正すればよいのです。ただ、学校に通っている生徒の場合、「とりあえず」受験での成功を夢として設定しておけばよいように思います。

しかし、受験で合格したらその夢を実現するともいえますが、夢が消えてなくなる、ともいえるわけですから、受験以外に、もっと人生をかけて通用するような夢を思い描くためにも、まずは身近な夢をいつも意識し、それをかねる「勝ち癖」をつけていきたいです。

PS
山の学校としては、受験後の「夢」の設定のお手伝いとして、青春ライブ授業!を公開しているわけです。

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December 28, 2004

冬休み

冬休みに入り、生徒の皆さんも、講師の先生も自分のペースで日々過ごしておられると思います。
このブログですが、一定期間書き込みが途絶えると、何も表示しなくなります。(正確に言えば、最近の一定期間のエントリのみ表示する設定です。従って、その一定期間より古いエントリばかりになると、自ずと何も表示しなくなるわけです)。ということで、アクセスしても何も表示しないのは悲しいので、このようなエントリをアップする次第です。中身のある記事ばかり書こうとすると、何も書けませんので、これもまたよし、ではないかと思います。そういうことで、講師の先生方、もし何か書けるネタがありましたら、また投稿のほうをよろしくお願いいたします。

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December 17, 2004

今日のやまびこは・・・?

こんな感じです。
人数がたくさん集まらなかったので、(人数のいる)
陣地あそびはやめにして、はっぱであそびました。

yamabiko12.jpg

スライドで見たい人はこちら!

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今年最後の青春ライブ授業!

4月から始まった「青春ライブ授業!」ですが、明日がいよいよ年内最後の授業です。
10時から、滋賀医科大学の青木先生(下村先生のご友人)にお越し頂きます。
中学時代、高校時代、大学時代・・・と、最初は保父さんも目指しておられたお気持ちが、いつ
どのようにお医者さんになろうと決意されたのか、また、それに向けてどんな勉強をされたのか、
また、今、どのようなお医者さんを理想と考え努力されているのか、といったことなどを
お話し頂けると思います。こうご期待です。

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December 16, 2004

若山牧水歌集

小学生のことばクラス(火曜日)で読んでいる若山牧水の歌集が、
岩波文庫から新編集で発売されました。

伊藤一彦編『若山牧水歌集』岩波文庫、緑、760円

約1700首が収録されています。350ページ近くあるので結構読み応えがありそうです。
このエントリを書いている時点ではまだアマゾンには載ってませんでした。
直接書店でお求めください。

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昨日の授業

キケローを読んでいるクラスですが、昨日は26,27節を読みました。進んだ分量は今までで一番多かったです。ちょうど一年前に文法を始めたばかりの方ですが、なんと一年後にはキケローをばりばり読んでおられるわけです。さて、昨日読んだ言葉の中で、次の一行が印象に残りました。

Quod est, eo decet uti et, quicquid agas, agere pro viribus.
「あるもの(quod est)それを(eo)もちいるのが(uti)適切である(decet)、そして(et)あなたが何を行うにせよ(quicquid agas)力にあわせて(pro viribus)行うのが(agere)よい(decet)。」

体力に関して、ないものねだりはしない、無理しないという考えでしょうか。逆に、若い頃体力に自信のあった者が、目の前の若者の体力をうらやましく思う(「ああ、俺の腕は早死んでいる」)点について、キケローは手厳しく批判しています。「愚か者め、腕というよりお前自身が死んでいるのだ。」と。

要は、体ではなく心と知性を終生磨いていくべきであり、その点で、人間は死ぬまで向上していけるというわけです。

--
引用した訳は、老年について(キケロー、中務 哲郎訳)より。

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December 15, 2004

新学期

「山の学校」は12月から新学期が始まります。そんな変則的な?学期編成ですが、来週から冬休みになります。(一部振り替え授業も残っていますが。)しっかり充電して、元気に新年を迎えて頂きたいと思います。12月に入って、新しく入会されたメンバーもいらっしゃいます。随時入会可能ですので、ご検討中の方は、迷わずお問い合わせ下さい(^^) 今週末には今年最後の「山びこクラブ」と「青春ライブ授業!」があります。ふるってご参加下さい。

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December 10, 2004

Next Stage!

福西@かず(高学年)です。

昨日はMちゃんがドリルを2冊突破。3冊目をがんばっています。
J君も2冊目。Y君も、1冊目のあと6ページまでこぎつけました。

グラフの模造紙は2枚目に突入。

kazu1209.jpg

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新年のことばクラス


草暖雲昏萬里春
宮花拂面送行人  李賀

…さて、どんな意味なのでしょう?

これは、nagumo先生が、新年のクラスで予定
している「書き初め」のお題だそうです。

「この一字だけを書くの?」とAちゃんが聞いてましたね^^
>やっぱり全部でしょう、nagumo先生?

和紙の大きさもそれ用だったり、いつもとは
ちょっと違う趣きがあるそうです。たのしみですね。


クラス連絡

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December 09, 2004

昨日の授業

水曜日のラテン語クラスでは、キケローの『老年について』を読んでいます。

昨日は、ちょっとしたサビの部分でした(24-25節)。サビーニー地方(あっ、洒落になってしまった)の農夫を引き合いに出し、「この人たちは、自分にはまったく関係のないことが分かっていることにせっせと励んでいる」(idem in eis elaborant quae sciunt nihil ad se omnino pertinere)とキケローはいいます。

「次の世代に役立つようにと木を植える」(Serit arbores, quae alteri saeclo prosint)というスターティウスの詩句を引用し、農夫は「誰のために植えるのか」と問われるなら、「不死なる神々のために。神々は、私がこれを先祖から受け継ぐのみならず、後の世に送り渡すようにとも望まれた」(Dis immortalibus, qui me non accipere modo haec a maioribus voluerunt, sed etiam posteris prodere.)と迷わず答えるだろう、と続けます。

教育もしかり、研究もしかり、と強く感じた次第です。解釈は、それぞれのお立場でご自由にどうぞ。

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December 05, 2004

次回12月18日の青春ライブ授業!

次回の「青春ライブ授業!」は、下記の要領で行います。
お気軽にご参加頂けたらと思います。

  とき  12/18 am10:00~11:30   場所  北白川幼稚園   対象  中学・高校生・一般(無料)

講師  青木 信也(滋賀医科大学4回生)
題名  『君の好きなことはなに?僕の好きなことは出会いです(笑)』

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ドイツ留学の話(青春ライブ)

11月の「青春ライブ授業!」では、下村先生に「ドイツ留学の話」をしていただきました。

学問上の成果はさることながら、積極的にヨーロッパ狭しと旅をされたお話が印象に残りました。

外国で学び、生活する上で大切なものは、

1)英語
2)度胸
3)好奇心

とのメッセージをいただきました。簡潔にして的をついたコメントだと思います。学校で英語を学んでいる段階だとどうしても、「なぜ英語?」と思いがちですが、目の前でスライドを見せられながら、海外の旅の楽しさ、苦労話を聞く中で、上のメッセージをいただくと、また英語を学ぶ気持ちもふつふつとわいてくるのではないかと感じました。

PS
次回の青春ライブ!でお話し頂く青木信也先生は、下村先生の大学のクラスメートで、下村先生が司会を務めて下さいます。

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December 04, 2004

ラテン語初級文法ガイダンス

ラテン語のクラスが12月9日から新たにスタートします。12月2日(木)にガイダンスをしました。
内容は、先月行った「ラテン語の夕べ」のようになりました(笑)。

ポイントをおさらいすると、次のようになります。

ラテン語講座受講生各位

9日(木)よりスタートするラテン語講座につき、以下の点をご連絡します。

1)教科書:ラテン語初歩(改訂版)、田中利光、岩波書店 ISBN4-00
-002419-1(定価3400円)

2)3月までの進度につきましては、下のように予定しています。

12月
9日  1~4課
16日 5~7課
1月以降、毎回4課。

授業の内容としては、各課の練習問題の答え合わせが中心となります。

1課分の練習問題は、5問のラテン語和訳と、5問の和文ラテン語訳から構成さ
れています。

3)受講の注意

1回4課分進むのはなかなか大変ですが、しっかり予習して頂きますようお願い
します。どうしてもご多忙等で予習する時間がとれないときは、ラテン語和訳の
み取り組んで下さい。

1回欠席されると挽回するのが大変になりますので、くれぐれもご欠席されませ
ぬようお願いします。

4)その他

ラテン語に関するご質問は随時お受け致します。予習の段階であれ、復習の段階
であれ、疑問が生じた段階でご遠慮なくご質問下さい。

メールは taro@kitashirakawa.jp まで。

ただし、ラテン語のご質問へのお返事は、情報の共有化をはかりたく、受講生全
員にお届けしますので、その点お含み置き下さい。

では、楽しく勉強を始めていきたいと思います。9日(木)にお待ち申し上げて
おります。

PS
場所は、幼稚園園長室すぐ横の「ちゅーりっぷぐみ」園舎を使用します。

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December 01, 2004

ラテン語講読

水曜日の8時からはラテン語の講読の時間です。
キケローの「老年について」を読んでいます。
老年とはいうものの、人はいかに老いるべきか、つまり、人生論になっています。
立派な老人の話ばかりが出てきますが、これは exemplum (手本)を示す文学上の伝統に立っている
とみなせます。
今日は、ソポクレース、ホメーロス、ヘーシオドス、シモーニデース、ステーシコロス、イソクラテース、ゴルギアース、ピュータゴラース、デーモクリトス、プラトーン、クセノクラテース、ゼーノーン、クレアンテース、ディオゲネースの名が紹介された箇所を読みました。次回は、有名な言葉――次の世代に役立つようにと木を植える――に出会えるパラグラフを読みますので、楽しみです。

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「中学英語プレ授業」のご案内

「中学英語プレ授業」のご案内

中学に入ってつまずきやすいのが英語の勉強です。「山の学校」では、このたび「中学英語プレ授業」を企画し、4月から積極的に英語の勉強に取り組めるための準備をしたいと思います。辞書の選び方、引き方についても丁寧にご指導致します。ふるってご参加頂きますよう謹んでご案内させて頂きます。

○ 日程:全5回、火曜日、午後6時40分~7時40分

1月 11,25(火)
2月 8,22(火)
3月 8(火)

○ 講師:山下 太郎
○ 場所:北白川幼稚園内
○ 費用:7,500円
○ 申し込み締め切り:
12月20日まで、費用を添えてお申し込み下さい。
○ 申し込み場所・問い合わせ先:
606-8273 北白川山ノ元町41 
山の学校 TEL 781-3200 / FAX 781-6073
taro@kitashirakawa.jp

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