聞かぬは一生の恥という言葉がありますので、ちょっとした疑問もメモ書きしておきます。
ちょっとウェブサイトを読みかじっただけの知識ですが、「神のみに栄光あれ!」という言葉はラテン語の翻訳で、そのラテン語というのが soli deo gloria だと記されているケースが多いので?と思いました。
たとえば、ここなど。
solus, -a, -um は第1・第2変化形容詞なので、私が思うに原文は solo deo gloria なのじゃないかと。
そう思って英語圏のウェブサイトを見ていますと、確かにその綴りでも見つかります。
でも、こんな不統一なことがあるなんて・・・。少し狐につままれたような気がしています。
ちなみに、sola scriptura (御言葉のみ)と sola fide (信仰のみ)という言葉も併せて出てきます。これらは fide から見ていずれも奪格なのでしょう。とすれば厳密には、「御言葉のみによって」、また「信仰のみによって」というのが直訳になります。
以上、ラテン語文法にかんしての疑問点でした。
Posted by at January 2, 2006 07:36 PMsoli deo gloriaの場合、「唯一の神に」栄光あれ、ということだと私は考えていましたが、いかがでしょう。soliはdeoにかかる属格です。そういう解釈は無理でしょうか?
あと、「神のみに」という場合には、solum deo gloriaのほうがよいのでは、とか思いつきましたが。
sola scripta, sola fideについてはご指摘の通りで、「聖書のみによって」「信仰のみによって」「人は救われる」とつながります。なので手段の奪格です。
Posted by: 前川 at January 2, 2006 10:14 PMコメントをありがとうございました。私が疑問に
思ったことは、ネットで検索すると soli と solo
の二つが見つかることなのです。もちろん、
日本のサイトでなく、欧米のサイトにおいて。
solus が第一・第二変化形容詞であるとする
と与格にするはず(つまり solo とする)と
思うわけです。soli ですと、ご指摘のように
属格ですが、そうするとsoli と deo が別の
ものになってしまう点が面白くないので、
気になる訳なのです。アマゾンで見ていると、
solo deo gloria というタイトルの作品も
あるようです。
sola scripta, sola fide
の解釈はやはり「救われる」という言葉に
つながるわけなのですね。
分かりました。なんと私たちの愛用するCassell'sにもちゃんと回答がありました(^^ ;)
solus -a -umの属格はsolius。つまり第一第二変化ではなく、指示代名詞illeやisteと同じタイプの活用ということです。
ですので、与格は正しくもso_li_となる、というオチでした。
soloという形が出てくるのは、第一第二変化と考えて勘違いした人たちがあったということのようです。
うーん、勉強になりました…。
Posted by: 前川 at January 3, 2006 11:40 AM了解!私も今キャッセルを引き、私もそうした
「勘違い人間」の一人だと納得。なんとなく solo というのは気持ち悪いとは思っていたの
ですが・・・(汗)。新年早々たいへんよい勉強
になりました。
(小声で)
Errare humanum est. ですかね。(笑)
その後辞書を調べた結果を補足します。
so_lus は to_tus と同じ変化をすると考えられ
ます。男性変化だけ記しておきますと、
to_tus, to_ti_us, to_ti_, to_tum, to_to_
to_ti_, to_to_rum, to_ti_s, to_to_s, to_ti_s
以上です。wiki 版に補足しておきましょう。
http://www.kitashirakawa.jp/~taro/memo/