山下です。
金曜日は亮馬先生の「青春ライブ授業」でした。
オイラー、ガウス、リーマンといった、数学の歴史をつくった人たちの感動的なドラマをたっぷりお聞かせいただきました。
しかし、数学はこれらの天才の専有物ではなく、数学の歴史をつくってきた、またこれからもつくっていく主役として、数学を愛する無数のファンの存在を最後に指摘された点が心に残りました。
それは、私自身が日頃、ギリシア・ローマ文化について感じていることと重なり合いますので。
役に立つかどうかという観点から見れば、最先端の研究は専門家に任せればよいようですが、その結果、数学も古典も文化としてやせ細ります。
役に立つこと――それが何かの定義もあやふやですが――ばかり追求すると、それしか目に入らない人間ばかりが世の中に増える気がします。
お話を伺っていて、学校教育の大事な使命の一つとして、学問や芸術を支えるファンの確かな育成が挙げられると感じました。
結局の所、山の学校で「試験の点数だけではない」と日頃私が申しあげていることの意味は、今回のお話と重なり合うところが多かったと思いました。
Posted by at December 11, 2005 10:28 AM