山下です。
中学1年生の数学はとても大事だと思います。ここでがんばるか、手を抜くかでその後6年間の学校生活の印象ががらっとかわるでしょう。数学はブロックを積み上げるようなものなので、基礎がぐらつくとその後の展開は推して知るべしです。具体的にどう勉強すればよいか、私の見解を以下にまとめます。
中学1年生の数学に、文字を式に直す問題がありますが、小学校の算数の知識が大きくものを言います。
たとえば、時速x と距離 y と時間が与えられている問題で、その時間のデータが分(40分)と示されている場合、単位の変換がわかっていないと正解は導けません。
速度、距離、時間の関係も小学校で既習事項です。中学では、これらの知識を組み合わせて新しい考え方に導く場となっています。
おそらく一人で勉強していて「40分は3分の2時間と変換しないといけない」ということに「はっ」と気づくのは難しいでしょう。
間違って、指摘されて「はっ」と気づく仕組みです。間違うためには、しっかり予習しておかないと「はっ」とする経験は味わえません。
一方、このように「はっ」と気づくもう一つの(より根本的な)前提として、単位の変換について反射的に計算ができる状態をつくっておかないといけません。
このような知識がしっかり定着している段階で、中学で学ぶ勉強が「理解」できるスタートラインにたったことになります。
この段階で必要なことは、「考える」より「覚える」ことです。上であげた中学校の練習問題についても、日頃から典型的な解法の手順を「暗記」できるまで繰り返し問題(教科書で十分)に当たらないとダメです。
この段階に達した生徒にとって、日頃の勉強を次のように工夫する必要があります。
1 学校で学ぶ教科書の問題を必ず予習する。
2 その際、できた問題とできなかった問題を区別しておく(問題に印を付ける)。
3 授業をしっかり聞く。ノートをきちんと取る。
4 家に帰り、2の段階でできなかった問題をもう一度やり直す。
5 それでもできなかった問題には、特別の印を問題番号につけ(◎など)、ノートを参照し、解法を暗記する。
4に絞ってできるまで時間をあけて問題をやり直す。
以上の手順は、日頃学校から家に帰ったら必ず行う習慣にする。
これを習慣にすれば試験前の勉強であわてることは何もないはずです。現実と理想は違うとはいえ、本来どう勉強を進めればよいかが、生徒たち、その親にとってあまりにばくぜんとしているように思われたので、思うところを書いてみました。
また、このことを子どもたちに実践させ、本当の習慣になるまで応援し続けることが山の学校の基本スタンスだと我々スタッフは認識しています。(ですね?>ALL)
Posted by at November 30, 2005 10:52 AM