福西です。昨日は、
・sinΘ^2+cosΘ^2=1
・余弦定理(cosine formula)
・三角形の周長と内接円の関係式
・正弦定理(sine formula)

をしました。これらの定理は、どんなに時間がなくても、暗記ではなく、自分で導出できた思い出を持たなくてはいけません。
いつでも(たとえば試験中でも)導出できる、そういうソースとなる定理を一つ持っているだけで、そこから芋づる式に出てくる他の諸公式まで、自分のものにできます。そうすると、今まで暗記に依存していたせいでの苦手意識が吹き飛んで、体系的な理解・自信につながります。数学は極端にやれば、必ず楽しくなります。
証明には、A4のノートを用意し、一つの定理のために、わざわざ1ページを使うのがよいです。大学生はそうします。(たとえ余白があっても、それは一生に一回のことぐらいに思って、大胆に次のページを使いましょう。)

そしてくどいですが、導出は2回してください。何も見ずにできてはじめて、自分の定理になります。「自分の」というのは、昔誰かが考えた知の道筋を、「自分も再現し、共有できた」ということです。 苦労して導出できた公式は、試験や問題集でいざ使えるたびにちょっとした感動となります。
次回は、
・加法定理
・和→積の公式
・三角比から三角関数
を導出します。加法定理さえ自分で証明すれば、和→積の公式は本当に簡単な足し引き操作で、芋づる式に出てきます。ちゃんと一からやれば、苦手になることはありません。次回も楽しみましょう!
あと余談ですが、
ピタゴラスの定理 c^2=a^2+b^2
余弦定理 c^2=a^2+b^2ー2 a b cosC
ピタゴラスの定理は直角三角形だけに成り立ちます。余弦定理は、さらにそれを一般の三角形に対して拡張したものです。余弦定理は直角三角形にも、もちろん成り立ちます。その時、「ー2ab cosC」という修正項は 0になります。私はこういう拡張されたものを手に入れると、世界が広くなったように感じるのですが、どうでしょうか?
Posted by at March 2, 2005 11:26 AM | TrackBack