ラテン語の授業は今日も密度が濃いものでした。
最初は、「新ラテン文法」のおさらいです。関係代名詞(88ページ)と疑問文(102ページ)の練習問題を確認しました。その中に、「アエネイス」冒頭の Arma virumque cano, Trojae qui primus ab oris Italiam fato venit. があり、言葉の背景についてご説明しました。
この文の訳と簡単な背景については、→こちらをごらんください。
続いて、キケローの『老年について』15節を読みました。老年が惨めだと思われている理由を4つあげ、その一つ一つについて、反論していきます。第一が、公の仕事から老年は人を遠ざける、と。
たしかに体力と若さを必要とする活動には不向きであっても、「肉体は弱っても精神で(animo)果たされるような、老人向きの仕事はない」ということにはならない、といいます。
そして、その例として、クイントゥス・マクシムス、ルーキウス・パウルス、ファブリキウス、クリウス、コルンカーニウスらの名を連ね、彼らが老年になって何もしなかったと言うつもりか?と問いかけます。
いや、とんでもない。彼らこそ、老年を迎えてなお「思慮(consilio)と権威で(auctoritate)国家を守った」面々である、と。
現代日本でも、必ずしも肉体の力を使わずとも、むしろ精神の力によって、生き生きと社会的貢献をされているお年寄りは少なくありません。そんなことを重ねて今日のテキストを読みました。
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やましたたろう