キケローの『老年について』(De Senectute)を読んでいます。昨日は11節を読みました。
ファビウス・マクシムスの武勲と政治的手腕、常に国家の安寧(rei publicae salus)を最優先してきた態度を称えています。文法的に、大変難しい構造になっていますが、キケローらしい明晰な論理展開が印象的な箇所です。一字一句、どの語がどの語にかかっているとか、どこからどこまでが挿入節であるとか、まるで大学受験の英文解釈の授業のように解説しています。
英文法とラテン語とは、一見何の関係もないようですが、ラテン語(ギリシア語)を読む上で、英文法の知識があると、ラテン語を正確に読む上でたいへん役に立ちます。言い換えますと、英文法に照らして英文をじっくり読み進める経験があると、ラテン語を学ぶさいに、違和感なく入っていけると思います。
Posted by at July 1, 2004 03:24 PM