マルティアーリス
トップ > 西洋古典文学 > マルティアーリス > 5巻58
テキストと逐語訳
Cras te uicturum, cras dicis, Postume, semper:
dic mihi, cras istud, Postume, quando uenit?
Quam longe cras istud! ubi est? aut unde petendum?
Numquid apud Parthos Armeniosque latet?
語釈
- 1行目: cras は「明日に」を意味する副詞です。
te uicturum は「あなたは生きるであろうこと」。te は対格ですが、不定法未来 uicturum の意味上の主語です。dicis (あなたは言う)の内容が不定法で示されています。Postume はPostumus(人名)の呼格。semper は「いつも」。
- 「明日生きるだろう、明日は」と、ポストゥムスよ、おまえはいつも言う。」
- 2行目: dic mihi で「私に言え」。dic は命令法。cras istud で「おまえの言う『明日』は」。uenit (来る)の主語。quando は「いつ」。
- 「私に言ってくれ、ポストゥムスよ、おまえの「明日」はいつやって来るんだ?」
- 3行目: Quam longe で「どれくら長くかかって(おまえの「明日」はやってくるんだ?」。aut または。unde どこに?petendum (peto:求める)は動形容詞、中性・単数・主格。「求められるべき」(求めるべき)
- 「どれくらい待てばおまえの「明日」はやって来るのだ?それはどこにあるんだ?または、どこで手に入るんだ?」
- 4行目: numquid(否定の答えを予想する疑問文を導き)・・・ではないだろうね?apud (・・・の間で;対格支配)Parthos は Parthus(パルティア人)の複数・対格。Armenios (アルメニア人;Armeni の複数・対格)。latet 「隠れる」。
- 「さてはパルティア人かアルメニア人の間に潜んでいるんじゃないだろうな。」
「ラテン語入門」にもどる
トップページにもどる