ラテン語格言集 (12)
トップ
> ラテン語入門 > ラテン語格言集 (12)
- Omnia mecum porto mea.
- 「オムニア・メークム・ポルトー・メア」と読みます。
- omnia は「すべて」を意味する第3変化形容詞 omnis の中性・複数・対格で、porto
(運ぶ)の目的語になっています。
- mecum は前置詞 cum (・・・とともに)と人称代名詞 ego の単数・奪格 me を組み合わせた形で、「私とともに」を意味します。cf.
「あなたとともに」であれば tecum となります。
- porto は「(私は)運ぶ」を意味する第1変化動詞 porto の現在・能動相・1人称・単数の形です。
- mea は「私の」を意味する所有形容詞 meus, -a, -um の中性・複数・対格で、omnia
と同格です(omnia にかかります)。
- 「私は、自分の(mea)すべてのものを (omnia)、自分と共に (mecum)、運ぶ (porto)」というのが直訳です。
- 祖国が占領されて逃げる際、ギリシアの七賢人の一人ビアスは何も持たずに逃げました。その理由は、「自分のすべての財産」が自分の「知恵」であったからというものです。
- キケローの『ストア派の矛盾について』に見られる表現です。
- Cedant arma togae.
- 「ケーダント・アルマ・トガエ」と読みます。
- cedant は「退く」を意味する第三変化動詞 cedo の接続法・現在・三人称複数です。
- 接続法の「命令・義務」のニュアンスをくみ取って、cedant は「退くがよい」と訳せます。
- arma は「武器」を意味する第二変化・中性名詞・複数・主格です。
- togae は平時の衣装 toga (トガ)の単数・与格です。
- 「武器は(arma)トガに(togae)譲るべし(cedant)。」という意味になります。
- キケローの『義務について』(De Officio)に見られる言葉です。
- Non cani nec rugae repente auctoritatem arripere possunt.
- 「ノーン・カーニー・ネク・ルーガエ・レペンテ・アウクトリターテム・アッリペレ」と読みます。
- cani は「白髪」を意味します。男性・複数・主格です。形容詞 canus, -a, -um
(白い、灰色の)の名詞化です。
- Non A nec B の構文で、「A も B も・・・ない」と訳せます。
- rugae は、「皺(しわ)」を意味する第1変化名詞 ruga の複数・主格です。
- repente は「とつぜん」という意味の副詞です。
- auctoritatem は「権威、威厳」を意味する第3変化名詞 auctoritas の単数・対格です。
- arripere は「つかむ」という意味の第3変化動詞 arripio の不定法・現在・能動相です。
- possunt は「・・・できる」(不定法とともに用いる)を意味する不規則変化動詞
possum の直説法・現在・能動相・三人称・複数形です。
- 「白髪も皺も突然権威を掴み取ることはできない。」と訳せます。
- 外見でいくら年齢を重ねたように見えても、人間としての修養が足りなければ、その人に「権威」(威厳)は感じられない、という趣旨です。
- キケローの『老年について』(De Senectute)に見られる表現です。
- Suum cuique pulchrum est.
- 「スウム・クィークゥェ・プルクルム・エスト」と読みます。
- suum は再帰代名詞で「自分のもの」という意味を表します。中性・単数・主格です。
- cuique は「各々」を意味する quique の単数・男性・与格です。判断者の与格です。
- pulchrum はこの文の補語です。pulcher の中性・単数・主格です。「美しい、すばらしい」という意味です。
- 「自分のものが各々にとって美しい」という意味になります。
- キケローの『トゥスクルム荘対談集』に見られる表現です。
- Imperatorem stantem mori oportet.
- 「インペラートーレム・スターンテム・モリー・オポルテト」と読みます。
- imperatorem は「最高司令官」を意味する第3変化名詞 imperator の単数・対格です。
- stantem は「立つ」を意味する第1変化動詞 sto の現在分詞・能動・男性・単数・対格です。imperatorem と同格になります。「立ちつつ、立ちながら」という意味になります。
- mori は「死ぬ」を意味する形式受動態動詞(deponent)の不定法です。
- oportet は非人称表現になります。「・・・すべきである」を意味し、対格不定法の構文(対格が不定法の意味上の主語となります)を取ります。
- 「最高司令官は立ったまま(立ちながら)死なねばならない。」という意味になります。
- スエートーニウスの『ローマ皇帝伝・ウェスパシアヌス伝』に見られる表現です。
- Nemo patriam quia magna est amat, sed quia sua.
- 「ネーモー・パトリアム・クィア・マグナ・エスト・アマト・セド・クィア・スア」と読みます。
- nemo は英語の nobody に対応します。
- patriam は「祖国」を意味する第1変化名詞 patria の女性・単数・対格です。
- quia は理由を表す従属文を導く接続詞です。この文では、magna est までを支配します。
- magna は「大きい」を意味する第1・第2変化形容詞 magnus, -a, -um の女性・単数・主格です。
- amat は「愛する」を意味する第1変化動詞 amo の能動相・現在・3人称・単数です。主語は
Nemo です。
- sed は英語の but に対応し、この文では「むしろ」という意味を表します。
- sua は「自分の」を意味する再帰代名詞 suus, -a, -um の女性・単数・主格です。
- 「誰も偉大だから祖国を愛するのではなく、自分のもの(国)だから愛するのである。」という意味になります。
- セネカの書簡集に見られる表現です。
- Numquam est ille miser, cui facile est mori.
- 「ヌンクァム・エスト・イッレ・ミセル・クィー・ファキレ・エスト・モリー」と読みます。
- numquam は英語の never に相当し、「けっして・・・ない」という意味を持ちます。
- 代名詞 ille は関係代名詞 cui 以下で説明される内容を指しています。
- miser は「哀れな、惨めな」という意味を持つ、第3変化形容詞、男性・単数・主格です。
- 前半の主語は ille で動詞は est 、補語は miser になります。
- cui は関係代名詞、男性・単数・与格です。
- facile は「容易な」を意味する第3変化形容詞 facilis, -e の中性・単数・主格です。
- mori は「死ぬ」を意味する形式受動態動詞 morior の不定法で、「死ぬこと」という意味を持ちます。
- 「(その人にとって)死ぬことが(mori)容易である(facile est)ところのその人(ille)は惨め(miser)ではけっしてない。」という意味になります。
- 平気で死ぬ覚悟のできた人は立派である、という意味で理解できます。
- セネカの言葉です。
- Summum nec metuas diem nec optes.
- 「スッムム・ネク・メトゥアース・ディエム・ネク・オプテース」と読みます。
- summum は基本的には「最高の」を意味します(比較級は superior)が、ここでは「日」を表す第5変化名詞
dies (ディエース)の対格にかかり、「最後の日」(=死を迎える日)を意味しています。
- nec A nec B の構文に注意します。「A も B も共に・・・ない」という意味になります。
- metuas は「恐れる」を意味する第3変化動詞 metuo の接続法・現在・二人称・単数の形です。
- nec metuas で「あなたは(最後の日を)恐れてはならない」となります。metuas
は接続法なので nec と併せて禁止を意味します。
- optes は「望む」を意味する第1変化動詞 opto の接続法・現在・二人称・単数です。これも
nec と併せて「あなたは(最後の日を)望んではならない。」となります。
- 「あなたは最後の日を恐れても望んでもならない。」という意味になります。
- ローマの風刺詩人マルティアーリスの言葉です。
- Amicus certus in re incerta cernitur.
- 「アミークス・ケルトゥス・イン・レー・インケルター・ケルニトゥル」と読みます。
- amicus は「友」を意味する男性・第2変化名詞・単数・主格で、この文の主語に当たります。
- certus は「確かな」を意味する第1・第2変化形容詞の単数・男性・主格です。これは
amicus と同格になっています。つまり、amicus を修飾する形容詞であることがわかります。前半は「確かな友は」と訳せます。
- in は次に奪格の名詞を伴う場合「・・・において」という意味を示します。
- re は「事柄」を意味する第5変化女性名詞 res (レース)の単数・奪格です。
- incerta は「不確かな、不安定な」を意味します。第1・第2変化形容詞の女性・単数・奪格で
re を修飾しています。
- cernitur は「見る、知る、認める」を意味する第3変化動詞 cerno の受動相・現在・3人称・単数の形です。「
- 「確かな友は不確かな事柄の中で認められる。」という意味になります。
- エンニウスの言葉です。
- Quid enim stultius quam incerta pro certis habere, falsa pro veris?
- 「クゥィド・エニム・ストゥルティウス・クゥァム・インケルタ・プロー・ケルティース・ハベーレ・ファルサ・プロー・ウェーリース」と読みます。
- quid は疑問代名詞で「何が」と訳せます。
- enim は理由を表す文章を導きます。「なぜなら」と訳せます。
- stultius は「愚かな」を意味する第1・第2変化形容詞 stultus の比較級・中性・単数・主格です。この文の補語になります。
- quam は比較級(この文では stultius)とともに用いて「・・・よりも」の意味を表します。
- incerta は「不確かな」を意味する第1・第2変化形容詞 incertus の中性・複数・対格で
habere の目的語となっています。この文では名詞的に使われています。すなわち「不確実なこと」となります。
- pro は奪格を支配する前置詞で「A を B とみなす(habere)」における「・・と」に相当する意味を持ちます。
- certis は「確かな」を意味する第1・第2変化形容詞 certus の中性・複数・奪格です。この文では名詞的に使われています。すなわち「確実なこと」と訳せます。
- habere は「持つ、受け取る、みなす」を意味する第2変化動詞 habeo の能動相・不定法です。
- falsa は「過ち、間違い」を意味する第1・第2変化形容詞 falsus の中性・複数・対格です。
- veris は「真実の」を意味する第1・第2変化形容詞 verus の中性・複数・奪格です。
- 「不確実なことを確実とみなし、誤りを真理とみなすこと以上に愚かな何があるだろうか。」と訳せます。
- キケロー『老年について』に見られる言葉です。
- Legum omnes servi sumus ut liberi esse possimus.
- 「レーグム・オムネース・セルウィー・スムス・ウト・リーベリー・エッセ・ポッシムス」と読みます。
- legum は「法律」を意味する第3変化名詞 lex の複数・属格です。servi にかかります。
- 「すべて」を意味する第3変化形容詞 omnes はこの文の主語である nos (一人称複数・主格)と同格で、男性・複数・主格です。なお
nos は省略されています。
- servi は「奴隷」を意味する第2変化男性名詞 servus の複数・主格です。
- sumus は「・・・である」を意味する不規則変化動詞 sum の直説法・能動相・現在・1人称・複数です。
- ここまでをまとめると、「我々は皆法律の奴隷となる。」
- ut は目的文を導きます。続く従属文の動詞は接続法になります。
- liberi は「自由な」を意味する第1・第2変化形容詞 liber の男性・複数・主格です。
- esse は sum の不定法・能動相です。
- possimus は不規則変化動詞 possum の接続法・現在・一人称・複数です。
- ut 以下は「我々が自由でありうるために」となります。
- 「我々は皆、自由であり得るために法律の奴隷となる。」と訳せます。
- キケローの言葉です。
- Melior est certa pax quam sperata victoria.
- 「メリオル・エスト・ケルタ・パークス・クゥァム・スペーラータ・ウィクトリア」と読みます。
- melior は bonus の比較級です。女性・単数・主格です。
- certa は「確かな」を意味する第1・第2変化形容詞 certus, -a, -um の女性・単数・主格です。pax
にかかります。
- pax は「平和」を意味する第3変化名詞です。女性・単数・主格です。
- quam は比較における「・・・よりも」を意味する言葉です。
- sperata は「望む、希望する」を意味する第1変化動詞 spero の完了分詞 speratus,
-a, -um の女性・単数・主格です。victoria にかかります。
- victoria は「勝利」を意味する第1変化名詞です。
- 「望まれる勝利より確実な平和の方がよい。」と訳せます。
- Ludus genuit iram.
- 「ルードゥス・ゲヌイト・イーラム」と読みます。
- ludus は「遊び、冗談」を意味する第2変化名詞・男性・単数・主格です。ludus
は幅広い意味を持ち、「学校」を意味する場合もあります。ここでは「冗談」、「悪ふざけ」の意味で使われています。
- genuit は「生む」を意味する動詞 gigno の直説法・完了・能動相・3人称単数です。主語は Ludus です。時制は完了ですが、「格言的完了」と呼ばれる用法で、普遍的な心理を表すときに用いられます。意味は現在として訳せます。
- iram は「怒り」を意味する第1変化名詞 ira の単数・対格で genuit の目的語になっています。
- 「冗談は怒りを生む。」と訳せます。
- Orandum est ut sit mens sana in corpore sano.
- 「オーランドゥム・エスト・ウト・シト・メーンス・サーナ・イン・コルポレ・サーノー」と読みます。
- orandum と est の組み合わせは動形容詞の述語的用法です。非人称構文になっています。すなわち「ut
以下のように祈られるべきである。」というのが直訳です。
- sit は sum の接続法・現在です。ut の導く従属文では接続法が使われます。
- mens は「精神」を意味する第3変化名詞、女性・単数・主格です。
- sana は mens にかかる第1・第2変化形容詞、女性・単数・主格です。意味は「健全な」です。
- corpore は「肉体」を意味する第3変化名詞、中性・単数・奪格です。in が奪格を支配しています。
- sano は「健全な」を意味する第1・第2変化形容詞 sanus,-a,-um の単数・中性・奪格です。corpore
を修飾しています。
- 「健全な精神が健全な肉体にあるように祈られるべきである。」というのが直訳です。
- 「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉が誕生するきっかけとなったラテン語ですが、元の言葉はローマの風刺詩人ユウェナーリスの詩句です。
- 人間はあれこれ分不相応な欲望を持つが、願い事をするならもっとつつましく「健全な精神が健全な肉体に宿りますように」とお祈りすべきである、という主張がその詩の中には示されているだけです。
- Accipere quam facere praestat injuriam.
- 「アッキペレ・クゥァム・ファケレ・プラエスタト・インユーリアム」と読みます。
- accipere は「受け取る」を意味する第3変化動詞 accipio の不定法・能動相・現在です。
- quam は比較の構文で用いる「〜よりも」を意味する副詞です。
- facere は「行う、作る」を意味する第3変化動詞 facio の不定法・能動相・現在です。
- praestat は「まさる、優れている」を意味する第1変化動詞 praesto の3人称単数・現在ですが、不定法を伴い非人称動詞として用いられます。
- injuriam は「不正」を意味する第1変化名詞 injuria の単数・対格です。
- 「不正を行うより(不正を)受けることの方が優っている。」となります。
- キケローの言葉です。
- Pecuniam in loco neglegere maximum interdum est lucrum.
- 「ペクーニアム・イン・ロコー・ネグレゲレ・マクシムム・インテルドゥム・ルクルム」と読みます。
- Pecuniam は「金銭」を意味する第1変化名詞 pecunia の単数・対格で neglegere
の目的語です。
- in loco は、直訳すれば「所において」ということになりますが、一種の熟語で「その場に応じて」という意味の副詞句です。
- neglegere は「無視する」を意味する第3変化動詞 neglego の不定法・能動相・現在です。この文の主語になっています。
- maximum は magnus の最上級で「最大の」という意味を持ちます。lucrum を修飾しますので、中性・単数・主格です。
- interdum は「ときどき」という意味を持つ副詞です。
- lucrum は「利益」を意味する第2変化名詞、中性・単数・主格です。この文の補語になっています。
- 「金銭をその場に応じて無視することは時には最大の利益となる。」と訳せます。
- ローマの喜劇作家テレンティウスの書いた『兄弟』に見られる台詞です。
- Tacitum vivit sub pectore vulnus.
- 「タキトゥム・ウィーウィト・スブ・ペクトレ・ウルヌス」と読みます。
- 「静かな、沈黙している」を意味する tacitum は vulnus にかかる第1・第2変化形容詞
tacitus の単数・中性・主格です。
- vivit は「生きる」を意味する第3変化動詞 vivo の直説法・現在・能動相、3人称・単数です。主語は
vulnus です。
- sub は「〜の下で」を意味する前置詞で奪格を支配します。
- pectore は「胸」を意味する第3変化名詞 pectus の中性・単数・奪格です。
- vulnus は「傷」を意味する第3変化名詞です。
- 「静かな傷は胸の下で生きる。」という意味になりますが、tacitum を副詞的に訳し、「傷は静かに胸の下で生きる。」と訳してもよいです。
- 出典はウェルギリウスの『アエネーイス』4巻67行です。恋に苦しむカルタゴの女王ディードーの懊悩(傷と表現されています)を表現した箇所です。
- 田中・落合訳では「傷は黙りて(隠れて)胸裡に生く。」(『引用語辞典』岩波書店)、泉井訳では「胸中ふかく音もなく、かくれて傷は生きている。」(『アエネーイス』岩波文庫)、岡・高橋訳では「もの言わぬ傷が胸の中に息づいている。」(『アエネーイス』京大学術出版会)、小林訳では「胸の奥、傷は静かに息をしている。」(『ローマが残した永遠の言葉』NHK出版)となっています。
- Imago animi sermo est.
- 「イマーゴー・アニミー・セルモー・エスト」と読みます。
- Imago は英語の image の語源で「姿、似姿」を意味します。第3変化女性名詞です。主格です。
- animi は「心、精神」を意味する第2変化男性名詞 animus の単数・属格です。imago
か sermo かどちらにかけると意味が通りやすいかは、文脈次第です。
- sermo は「言葉」を意味する第3変化男性名詞です。主格です。
- 一見簡単に見えますが、主語を imago か sermo かどちらと判断するのか、また、animi
をどこにかけるのか、といった点で迷いやすいです。sermo が主語、animi は
imago にかける、というのが基本的な解釈です。
- 「言葉は心の似姿である。」と訳せます。
- 言葉を聞くと、その人の心のようすが窺えるという趣旨でしょう。
- Oculi pictura tenentur, aures cantibus.
- 「オクリー・ピクトゥーラー・テネントゥル・アウレース・カンティブス」と読みます。
- 全体の構文は、「oculi は picutura によって teneo される。aures は cantus によって(teneo される)」となります。
- oculi は第2変化男性名詞 oculus (目)の複数・主格です。
- pictura は第1変化女性名詞 pictura (絵)の単数・奪格で、「絵によって」となります。この奪格は「手段の奪格」と呼ばれる用法です。
- teneo は「とらえる、魅了する」の意味を持つ第2変化動詞です。ここでは、受動相・現在の形になっています。よって、「目は絵によって捕らえられる」と受動の意味で訳すことができます。
- aures は第3変化女性名詞 auris, -is (耳)の複数・主格で、後半の文の主語になっています。
- cantibus は、「歌」を意味する第4変化男性名詞 cantus, -u_s の複数・奪格です。
- 「目は絵によって捕らえられ、耳は歌によって捕らえられる。」と訳せます。
- キケローの言葉です。
- Omnis feret omnia tellus.
- 「オムニス・フェレト・オムニア・テッルス」と読みます。
- omnis は「すべて」を意味する第3変化形容詞で tellus にかかります。女性・単数・主格です。
- feret は「生む、運ぶ」を意味する不規則動詞 fero の直説法・未来・現在・能動相・3人称・単数です。主語は tellus で、目的語は omnia です。
- omnia は omnis の中性・複数・対格です。「すべてのものを」と訳せます。
- 「すべての土地はすべてのものを生むだろう。」という意味になります。
- 黄金時代の特色を述べた文で、ウェルギリウスの『牧歌』第4歌の一文です。