<補足>以下は覚書です。「千載一遇のチャンスという言い方がある。スポーツの世界では、チャンスは勝者、敗者ともに等しく訪れる。それを逃すか活かすかで勝敗の帰趨が変わってくる。
Accipe quam primum: brevis est occasio lucri. に関して言えば、スポーツ選手でなくても、チャンスは我々に等しく訪れている。それに気づくかどうか、日頃からチャンスの到来に備えているか、どうか。この点が重要と思われる。
Dona nobis pacem.
「ドーナー・ノービース・パーケム」と読みます。
dona は「与える」を意味する第1変化動詞 dono の二人称・単数・命令法・能動相です。
nobis は、「私たちに」(1人称複数与格)
pacem は、「平和」を意味する第三変化名詞 pax -cis の単数・対格です。
「私たちに平和を与えよ。」
Date et dabitur vobis.
「ダテ・エト・ダビトゥル・ウォービース」と読みます。
date(ダテ)は、不規則動詞 do(ドー)の命令法・現在・二人称・複数の形です。
この動詞の不定法は、dare(ダレ)ですから、-re をとり、te をつければ date
になります。
dabitur は、同じ動詞 do の受動相・未来・三人称・単数の形です。「与えられるだろう」という意味です。
vobis(ウォービース)は、人称代名詞・2人称・複数・与格(=あなたがたに)です。
何を与え、何が与えられるか(dateの目的語、dabiturの主語)は不問となっています。
「与えよ、さらば与えられん。」
Felix qui potuit rerum cognoscere causas.
「フェーリークス・クィー・ポトゥイット・レールム・コグノスケレ・カウサース」と読みます。
qui 以下の者は、幸福(felix)である、という意味です。est が省略されています。
potuit は、「可能である。」を意味する不規則動詞 possum の完了・3人称・単数形です。
rerum は「事物」を意味する第五変化名詞 res の複数・属格で causas にかかります。
causas は「原因」を意味する第一変化名詞 causa の複数・対格で cognoscere
の目的語になっています。