ラテン語動詞の活用(命令法・能動相)
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- 命令法には、能動相と受動相があります。時制には、現在と未来があります。
- 一番よく出てくるのは、能動相・現在・2人称・単数の形です。これは、現在幹の形と一致しています。
- 現在幹とは、不定法( amo なら amare )の末尾の -re を取り除いた形(したがって
amo の現在幹=命令法・単数・現在は ama )のことです。最初は、この形に習熟するとよいでしょう。いくつか例をあげます。
第1変化動詞の例
- Ora et labora.(祈れ、働け。)
- Dona nobis pacem.(我々に平和を与えよ。)
- Festina lente.(ゆっくり急げ。)
- Si vis amari, ama.(愛されることを欲するなら、愛しなさい。)
- Medice, cura te ipsum.(医者よ、汝自らを治療せよ。)
第2変化動詞の例
- Vale.(さようなら)
- Salve. (こんにちは)
- Cave canem.(猛犬注意)
- Vale(ウァレー)は、第2変化動詞 valeo(元気でいる)の「命令法・能動相・現在・2人称・単数」の形です。
- 不定法 valere(ウァレーレ)から -re をとった形(現在幹の形)が vale になります。
- 直訳すると、「(あなたは)元気でいなさい」となり、「さようなら」と訳すことができます。
- 同様に、Salve(サルウェー)は、第2変化動詞 salveo(健康である)の「命令法・能動相・現在・2人称・単数」の形で、「健康でいなさい」という意味をもち、出会いのあいさつの言葉として用いられます。
- cave(カウェー)は、第二変化動詞 caveo(注意する)の命令法です。canem は「犬」を意味する
canis,-is(第三変化名詞)の単数・対格です。
第3変化動詞の例
- Ab uno disce omnes.(一からすべてを学べ。)
- Accipe quam primum: brevis est occasio lucri.(出来る限り早く受け取れ。利益の機会は短い。)
- Carpe diem.(一日の花を摘め。)
- Cognosce te ipsum.(汝自らを知れ。)
- Disce gaudere.(楽しむことを学べ。)
- Divide et impera.(分割して統治せよ。)
- Ede, bibe, lude, post mortem nulla voluptas.(食べろ、飲め、遊べ。死後に楽しみはない。)
- Misce stultitiam consiliis brevem, dulce est desipere in loco.(思慮に僅かの愚かさを混ぜよ。時に理性を失うことも好ましい。)
- Vive hodie.(今日生きよ。)
- Vive memor mortis.(死を記憶して生きよ。)
第4変化動詞の例
- 「聞く」を意味する第四変化動詞 audio の「能動相・現在・2人称・単数」はどうなるでしょうか?
- audire(アウディーレ)から -re をとってください。audi(アウディー)が残ります。これが現在幹であり、2人称・単数の命令法(能動相)の形です。
- Audi(アウディー)というドイツ車の名前は、ラテン語で「聞きなさい!」という意味をもちます。
命令法・現在・2人称・複数形の例
sum の命令法
- sum の命令法は、es, este となります。
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