ことばの歴史をたずねる旅

「アメリカの日本語テスト」

アメリカにおいて,大学入試に日本語があると仮定しよう。・・・


「死はなにものでもない」

キケローは『老年について』(De Senectute)の中でカトーに次のように語らせています。(66節)



Charlton T. Lewis

An Elementary Latin Dictionary

ちょっとずんぐりとしたオックスフォードの小型辞書。手頃なお値段で、大きな信頼が手に入ります。


Latin Dictionary Founded on Andrew's Edition of Freud's Latin Dictionary

Charlton T. Lewis

片手で持ち運びできるかどうか、ぎりぎりの大きさ、重さです。大きいサイズの広辞苑と同じくらいでしょうか。グレアが出るまではオックスフォードのフラッグシップでした。グレアのほうが紙質、印字の鮮明さでも軍配があがりますが、個人的には大変愛着のある辞書です。


Chambers Murray Latin-English Dictionary

William Smith , John Lockwood

用例も豊富な中規模のラテン語辞書としておすすめできます。表紙はペーパーバックなので、この手の辞書は、引いて引いて引きつぶす使い方が吉。値段もリーズナブルです。


ナンバーはどうしてNO.か?(2)

英語で「数」といえば、number であり、省略語はふつう No. とかく。つまり、Nu. ではない。これはなぜだろうか。

実は、No. とはラテン語の numero の省略形である。

「数」を意味するラテン語は numerus(ヌメルス)であるが、それが奪格(だっかく)・単数と呼ばれる形に変化すると、numero(ヌメロー)となる。

この形を英語で直訳すると、in number となる。

たとえば英語で40を意味する場合、forty in numberという表現を用いるが、この in number の部分が、ラテン語 numero に対応する。

いま簡単にふれたように、ラテン語は語尾変化で語と語の関係を表す。

たとえば単数形の場合、次のような活用をする。

(主格)numerus(数は)、(属格)numeri(数の)、(対格)numerum(数を)、(与格)numero(数に)、(奪格)numero(数によって)

すなわち、numero の省略語を作る際、語のはじめとおわりの二文字を使うことで、格変化の区別に配慮していることになる。