「クゥィド・エニム・ストゥルティウス・クゥァム・インケルタ・プロー・ケルティース・ハベーレ・ファルサ・プロー・ウェーリース」と読みます。
quid は疑問代名詞で「何が」と訳せます。
enim は理由を表す文章を導きます。「なぜなら」と訳せます。
stultius は「愚かな」を意味する第1・第2変化形容詞 stultus の比較級・中性・単数・主格です。この文の補語になります。
quam は比較級(この文では stultius)とともに用いて「・・・よりも」の意味を表します。
incerta は「不確かな」を意味する第1・第2変化形容詞 incertus の中性・複数・対格で habere の目的語となっています。この文では名詞的に使われています。すなわち「不確実なこと」となります。
pro は奪格を支配する前置詞で「A を B とみなす(habere)」における「・・と」に相当する意味を持ちます。
certis は「確かな」を意味する第1・第2変化形容詞 certus の中性・複数・奪格です。この文では名詞的に使われています。すなわち「確実なこと」と訳せます。
habere は「持つ、受け取る、みなす」を意味する第2変化動詞 habeo の能動相・不定法です。
falsa は「過ち、間違い」を意味する第1・第2変化形容詞 falsus の中性・複数・対格です。
veris は「真実の」を意味する第1・第2変化形容詞 verus の中性・複数・奪格です。
「不確実なことを確実とみなし、誤りを真理とみなすこと以上に愚かな何があるだろうか。」と訳せます。
キケロー『老年について』に見られる言葉です(Cic.Sen.68)。

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