「訪れる者に安らぎを、去りゆく者に幸せを」

Q. 先生のホームページを見て、ずっと気になっていることを教えていただきたいと思い、 メールを送ることにしました。

「訪れる者に安らぎを、去りゆく者に幸せを」という言葉を以前に聞いたことがあり、 由来を調べたところ、ドイツのローテンブルクという街にあるシュピタール門に、ラテン語で刻まれているということがわかりました。

シュピタール門に書かれているということまではわかったのですが、結局「訪れる者に安らぎを、去りゆく者に幸せを」をラテン語でどう書き表すのかがわかりません。

素敵な言葉なので聞いたことのある人も多いかと思いますが、ラテン語の文章を知っている人は身近にはおりません。先生がもしご存じなら、ぜひ教えていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

A. 知人に尋ねたところ、 Pax intrantibus, Salus exeuntibus ではないかとのお返事を頂戴しました。たぶんこれだと思います。「パークス・イントランティブス・サルース・エクセウンティブス」と発音します。pax が安らぎを、salus が幸せを意味します。

また、intrantibusが「訪れる者に」、exeuntibusが「去りゆく者に」となります。salus は「安全」という意味があります。去りゆく者に、これからの旅の安全を願っての言葉かも知れません。美しい言葉ですね。

「ラテン語」ページのアンケート

Q. 学校がミッション系で、日ごろからラテン語の曲を能く歌う機会に恵まれました。英語ともドイツ語ともイタリア語ともフランス語ともつかぬ、独特の響きが好きで、人生最初のラテン語は「あらのの果てに」のサビ部です(笑)。ラテン語三昧を夢見て聖歌隊に入りたかったのですが、諸処の理由にて実現がかなわず現在に至ります。…といってももう、とうに学徒からは遠い年齢ですが。英語などの外国語は得意じゃないのですが、どうしてもラテン語は今も気になってます。実際、実用的な言語ではないのですが、私の中ではなんだか今も引っかかってるのです。

A. 私は、ラテン語のメーリングリストを主催しているのですが、合唱をされている方でラテン語を学ばれる方は少なくないです。歌詞を拝見しても、複雑な文法が使われ ているわけでなく、心にすっとはいるようなシンプルな言葉の組み合わせででき ているように思います。そうした単語のつながりを「なるほど」と理解するための文法学習もあるはずだ と思うのですが、正攻法の勉強をしますと、途中で挫折するケースがあとをたちません。山麓にハイキングに出かけるつもりで参加したのに、有無を言わさず登山者のパーティに加えられるようなものです。「なんだか心にひっかかる」というのは、私も同じような気持ちを体験しました。英文科にいたのですが、「人生は一度きり」と思い、専攻を西洋古典文学にきりかえました。

ラテン語を勉強したいと思うものの、実用できる機会があるのかどうか

Q. ラテン語を勉強したいと思うものの、実用できる機会があるのかどうか、少々悩んでいます。それに、教室も無さそうなので、独学しかないのかなとか。

A. 東京ですといくつか教室はあるようです(アテネ・フランセ等)。西日本ですと 私の教室が唯一のようです(笑)。ラテン語は独学に向いています。日本人にとって、一番独学向きの言語といえるのではないでしょうか。
1)習ったその日から発音はバッチリ!
2)ラテン語文法は、「英文法」の学習体験が生かせる!
1)について補足しますと、ローマ字読み(ローマ時代の読み方)でオーケーなわけです。audio はオーディオではなく、文字通りアウディオ(母音の長短を入 れたらアウディオー)です。
2)についてふれますと、日本で教える英文法は、日本人の英語嫌いの元凶のように批判されて久しいのですが、ラテン語を学ぶ素地を作っているようにみなせます(皮肉 ではなく)。英文法の授業は欧米人が苦しめられてきたラテン語文法の授業そのものです。SVOCの分析がきちんとできれば、ラテン語文法は軽く感じられます。英文法のテ クニカルタームは、ラテン語文法のそれと共通しています。

違いは、ラテン語は死語なのに対し、英語は生きた言語であるという点で、日本人は欧米人が死語を読み解くために開発したメソッドを、生きた言語の読解のた めに利用しようと努力してきました。そこにつまづきのもとがある、と見ることもできます。逆に「なぜ日本人は英語が話せない?」と欧米人に聞かれると、私は今の説明 をした上、「あなたがたにとってのラテン語は、日本人にとっての英語である」 と言います。すると彼らは必ず笑い出し、「よくわかった、苦手になるはずだ」と共感してくれます。

欧米人にとって、ラテン語がいかに「残酷な授業」であったか(あるか)については、ヘッセの『車輪の下』をはじめとした無数の文学作品、映画が教えてくれるところです。

最後にラテン語の実用性ですが、これはあると思えばあるし、ないと思えばないというのが答えになります。英語のような実用性がないことは明白ですが。言い換えると、ラテン語は死語とみなせばみなせるし、今も生きていると言えばそれも事実。はっきりといえば、書かれた文字に関心があれば今も生きているということになるのではないでしょうか。私自身はそちらに興味があり、今も時間を見つけては好きなラテン語を日本語に訳して時間を忘れています。

「ラテン語」の語順について

Q. ギリシャ神話に興味を持ったからラテン語を始めました。alea jacta est が映画では jacta alea est になっていたんですけど、 どちらとも同じ意味なんですか?

A. アンケートをありがとうございました。 ラテン語の場合、語順が大変自由です。お書きのように、Alea jacta est. でも、 Jacta alea est. でも同じ意味になります。可能性として、Jacta est alea. も ありえます。

「ラテン語」MLに参加して

Q. ラテン語を知ったのは高校2年の時、例のFFがきっかけでした。すぐにこちらのサイトを読みふけり、できたばかりのMLにも参加させていただきました。ちなみに今は理系大学生 4年目です。長いお付き合いさせていただいています。

A. この5年間、私も楽しく「ラテン語メーリングリスト」を運営させて頂きました。最近は、忙しくて自分自身、要件のみの投稿となってしまっていますが、多くの積極的なメンバーのご活躍で、いつもにぎやかです。

ラテン語教科書への要望

Q. 白水社の『標準ラテン文法』(中山 恒夫著)を使っています。COLLINS MINI LATIN DICTIONARYに載っている程度で良いので、動詞の変化表をつけてもらいたい。

A. ラテン語教科書についてのコメントですね。変化表の件は、他の人たちも指摘しておられることです。出版経費との兼ね合いがあるのでしょう。

ラテン語に興味を持ったきっかけ

Q. ラテン語に興味を持ったきっかけを、人から(特に目上の方から)聞かれたとき、「FFに出てきたので」とはなかなか言いづらいのですが、あのとき、一度もプレイしたことのなかったFFで遊んでみて本当に良かったです。

ラテン語を勉強し始めてから、あまり興味のなかった英語もがんばるようになり(手に入れた辞書が英語だったため)ドイツ語もがんばるようになり(どなたかに『ラテン語に似てるよ』と言われたため。

実はフランス語のほうが似ていたらしいのですが)語学に興味が出てきたためロシア語もがんばり、ただいまギリシア語もがんばっています。『語学を学ぶことは楽しい』と気づかせてくれたラテン語に大感謝です。

A. FFというのは、ファイナルファンタジー8のことですね。私はプレイステーションを持っていませんので、スクエアから一つ頂戴したのですが、未だにプレイせずです。当時つとめていた大学の多くの学生がこれをプレイしていて、終了すると自分の大学名と私の名前が画面に出てくるので、喜んでいたようです。フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語などは、ラテン語の娘と呼ばれていますね。ドイツ語、英語も、語彙の面でラテン語の影響を大きく受けていると思います。ロシア語、ギリシア語(とくにギリシア語!)を頑張って下さい。頑張れば、ギリシア語を勉強して壁にぶつかるとラテン語が簡単に見えてきて、ラテン語を頑張って勉強するとギリシア語が簡単に見えてくる、という良い循環が待っていますよ。

ラテン語の勉強

Q. ラテン語を読んでいて出てきた単語は全部、辞書を引いて暗記していった方がいいのでしょうか。やり方としては、このような方法で大体よろしいですか。初めてのことですので、もっと良いやり方がありましたらご指導ください。

A. 出てくる単語は大別しますと、動詞、名詞、形容詞などがあります。 ラテン語の学習のポイントは、それぞれの品詞の活用変化を的確に識別することにあります。 これは難しいことではなく、基本となる活用パターンに照らし、個々の単語 (動詞であれ、名詞であれ)がどのパターンに属すかを判断することを意味します。

ラテン語の単語は、ごく少数の不規則変化をのぞけば、そのほとんどが規則的に分類でき、しかもそのパターンたるや、動詞では4つ、名詞では5つしかありません。このことについては、これからおいおいと確認していくことになりますが、単語の暗記もかねておすすめしたいのが、巻末の語彙表の積極的利用です。

たとえば、第一活用動詞(amō, amās, amat, amāmus, amātis, amant)を学ばれたら、語彙表から、同じ第一活用動詞を探し、ノートに書き留めていきます (時間がなければ、探すだけでもよいです)。 動詞の識別のコツは「不定法」の形に着目することです。

第一活用は、-āre (アーレ)という形になりますので、巻末の表でも、見出しの次にくる形(=不定法の形)に注目します(amo,-āre,-āvī,-ātumのうち -āre に注目します)。 つまり巻末の語彙表のうち -āre の仲間を捜していけば、たとえば、labōrō,-āre, -āvī,-ātum(働く)も、同じく第一活用だということがわかります。 すると、labōrō の活用変化は、labōrō, labōrās, labōrat, labōrāmus, labōrātis, labōrant となることがわかります。

時間の許す限り、一つの活用パターンを学んだら、同じ活用形に属する他の例を自分の手で探し出し、それらを同じ活用変化させてみるといった練習を繰り返すのが、単語と親しくなる近道です。

アクセント、発音は、世界の中でも日本人の発音がもっとも当時の発音に近いはずです(我々の知っているローマ字)。自信を持ってローマ字発音で通して頂いて大丈夫です。

ラテン語の質問

Q. アクセントの分類のコツは?puella は二音節からなる単語だから、paenultima にアクセントがあるということですか?(long by position)

A. アクセントの分類の仕方を考えるときに、音節の数え方が問われます。それによって、母音の長短の見極め方がわかります。次に、その見極め方をふまえて、アクセントをつける位置がどこなのかがわかります。

puella(少女)は厳密に言えば、三音節になります。pu-el-la といった具合です。このうち -e は ll の前に置かれています。つまり、子音2つ以上の前の母音ということで、-e は「位置によって長い」と数えます。この -e は、ご指摘通り paenultima (=「後ろから数えて2番目の母音」)であり、これが「長い」のでここにアクセントがあります。「プ<エッ>ラ」。

例として ē-le-gan-ter(優雅に)を見ましょう。これも、後ろから2番目(パエヌルティマ)が長い(位置によって長い)です。よって、ここにアクセントがあります。「エーレ<ガ>ンテル」と読みます。ラテン語の場合、音節が3音節以上あるとき、パエヌルティマが長いかどうか? でアクセントの位置を判別します。

後ろから二番目の母音が長ければ(「位置」でも「本質」でも)ここにアクセントがあります。 逆に、この母音が短ければ、後ろから数えて3番目の母音にアクセントがつきま す。たとえその3番目(アンテパエヌルティマ)が短くても長くてもです。

ae-ter-nus(永遠の)はどうなるでしょう? これは ae が複母音(二重母音)ですので1音節に数えます。よって、全部で3音節になります。 まず、us にアクセントはありません。(複数音節の場合、ウルティマ=後ろから1番目、にアクセントは置きません)。 で、肝心のパエヌルティマ=2番目はどうでしょうか?ここで、位置によって長 いかどうかが判断のポイントになります。アエテールヌスといった形で「テー」 の部分が長いのではありません(=本質的に長いのではない)が、-e のあとに は、rn という子音が2つ連続しています。したがって「位置によって長い」とみなせます。 ということで、「パエヌルティマが長い」と判断されますので、ここにアクセントがあると判断します。「アエ<テ>ルヌス」と読みます。

以下、例を見ていきます。 juv-en-is (青年)は、後ろから数えて2つ目の音節の母音 -e が短いので、3つ目の ju にアクセントがあります。なお、ju- そのものは、「ユー」と長くなりませ ん。「<ユ>ウェニス」と読みます。

fē-mi-na(女性)は3音節ですが、-mi の母音が短いため、fē にアクセントがあります。「フェー」の部分は「本来的に長い=長母音」です。「<フェー>ミナ」と読みます。

Scī-pi-ō(スキーピオー) は、-pi の母音が短いため、後ろから3つ目の母音 cī にアクセントがあります。「ス<キー>ピオー」と読みます。

Ver-gi-li-us(ウェルギリウス)は4音節ですので、後ろから数えて2つ目か、3つ目の母音に アクセントがあるはずです。2つめ(パエヌルティマ)の li は短い母音を含みますので、3つ目すなわち -gi の音節にアクセントがあります。「ウェル<ギ>リウス」と読みます。

同様に、au-xi-li-um(援助)は4音節ですが、これも-li が短いので、3つ目の-xi にアクセントがあります。xi 自体は長母音がついていません。よって、 アクセントは付きますが、発音自体は「アウク<スィ>リウム」となります。

moneō(注意する)も音節に分ければ、mon-e-o_ と3音節になり、e が短いため、mon の音節にアクセントが付くと考えられますが、けっして「<モー>ネオー」となるわけではありません。「<モ>ネオー」です。

ラテン語に直すと?

Q. 貴HPを見て、初めてメールさせて頂きます。 この度メールさせて頂きましたのはラテン語についてお教えを受けたいと思ったからです。なぜかと申しますと、ある女性に指輪を贈ろうと思い、その刻印をラテン語で書きたいと思ったからです。「永遠の愛」という意味で贈りたいのですが、「aeterunus amor」でよろしいでしょうか?突然のメールで大変不躾ではございますが、よろしくご教授下さい。末筆となりましたが、貴HPの更なるご発展をお祈り申し上げております。

A. 綴りは、aeternus amor / amor aeternus となります。指輪にラテン語を・・・というご質問はこれまでにも多数いただいてまいりました。どうぞお幸せに。

「ラテン語」ページのアンケート

Q. 映画を観ていると時々ラテン語に出会います。映画で耳にした台詞「酒中に真実あり」をラテン語で何というのでしょうか?私には、「ヴィノ・ヴェラ・カスト」に聞こえますが・・・ご存知だったら教えていただけませんか?よろしくお願いします。

A. 「酒の中に真理あり」は、一般には In vīnō vēritās. というラテン語で知られています。一方、映画の中で耳にされた表現は、どうもこれとは微妙に違うようです。vīnō 単独で「酒の中に」と考えることができます。vēra (ヴェラ)は形容詞ですが、この場合「真理」とも訳せます。あるいは「真実の」という形容詞として何か名詞を伴うのか、どうか。最後のカストが問題です。これは、たぶん「何かの名詞+est 」といった表現が書かれていると思いますが、それ以上はよくわかりません。このやりとりは、管理者のウェブログに掲載しました。その結果、Ishigaki さんから次のコメントを頂戴しました。

その映画のなかではおそらく In vino veritas est と言っているのだと思いますが、あくまでこれは英語?風に発音されますから、veritas est の部分が【ヴェラ】タス(エ)ストのように聞こえたのでしょう。estの弱いe音が落ちればveritasst→veritastのように聞こえても不思議はないです(Inの部分も(イ)ンの状態だったのかもしれませんね)。Aphoeresisとはまた違うのでしょうが、Syncopeかなにかの都合でestの頭が落ちたものを想定しました。ハンガリー語のサイトですが一件 in vino veritast という表記をしているところがあるようです。

「ラテン語」ページのアンケート

Q. ある小説で、カタカナで書いてあったのを見て、「これ何語なんだろう?」と思って調べたらラテン語だった。このサイト、凄く良いと思います。 格言とかも載ってるので楽しいです。小説に出てくるラテン語がどのようなものであったか、気になります。

A. 私も小説家の方から、ラテン語についてご質問を頂戴することがあり、そういうときはとても有り難く感じます。すこしでも、日本の文化にラテン語が浸透すればすばらしいと思っていますので。格言についてはまだまだ序の口なのですが、少しずつ増やしていきたいと思って います。また、ちょくちょく訪れて頂ければ嬉しいです。

古典ラテン語について

Q. ラテン語について教えていただきたいことがありまして、不躾とは存じますがメールを出させていただきました。某作家の原稿に「古代ラテン語」というものが出てまいりまして、はたしてそのようなものが存在するのか、と同僚間で議論になっています。生活言語でないラテン語に、古代も近代もないのではないか、という意見があるのですが、実際どうなのでしょうか。ぜひ教えていただきたく、 お願い申し上げます。

A. 人間の歴史に古代も現代もありますように、ラテン語にも古代ラテン語(一般に は古典ラテン語とよばれます)も中世ラテン語も、現代ラテン語もあります。

  • ラテン語は、日本語の中にも ビデオ(video、私は見る、の意)や オーディオ (audio、私は聞く、の意)などの形で入っています。 古典ラテン語については、2000年ほど前、ローマを中心として話されていた言語で、その当時の言論が 後生に与えた影響は甚大です。中世ラテン語は、おもにキリスト教の教えを記述した言語として主に教会で、また異国の学者同士の共通言語として用いられました。現代ラテン語こそ、そんなものあるの?という驚きをもたれると思いますが、今もフィンランド放送では世界のニュースをラテン語の文字と音声を使って配信中です。

    目的語的な属格について

    Q. Cultūra animī philosophia est. について。これは「新ラテン文法」の§179の「目的語的な属格」にあたるのでしょうか。これまではラテン語は機械的なところの多い言語だと思っていたのですが、このような語法の見分け方は、『推理』によるのでしょうか。

    A. 目的語的属格になります。「philosophiaはanimīのcultūra」と訳すのが基本ですが、この場合 cultūra に含まれる colō (耕す)という概念が animī の目的語(=対格) animum を耕す、と考えるのが自然ですから、分類上「目的語的」という範疇に入れることになります。

    しかし、逆に animī を擬人的にとらえ、animus 「が」colo すること=cultūra と見なす解釈もありえます。「精神が(何かを)耕すこと」と 訳せます。文脈などで判断するほかない、という意味では「推理」の力が問われ ることになります。

    よく引き合いに出される例は、amor deī (神の愛)です。 deī は属格ですが、神が愛するのか、神に対する我々の愛なのか。じつはどちら もオーケーです。これも文脈次第、ということになります。

    ラテン語について(アンケート)

    勤め人のAJです。ラテン語を学ぶきっかけは、日本が明治以来受け入れてきたことを学ぶためには、ラテン語の知識が有効である、と考えたため(以前は果たせなかったが、学ぶことをすこし進める機会をつくれそうなので)。

    また、逸見氏「ラテン語のはなし」をよんで。あとは、塩野七生氏「ローマ人の物語」を忙しいさなかに読んでいたことも影響しているかもしれません。

    しかし直接のきっかけは、ギリシア語を学びなおそうと検索エンジンでいくつかの単語で検索したところ、Taro’s Homepageをみて、ちょうど「ラテン語のはなし」で紹介されていた教科書を使ったメーリングリスト講習会がはじまるところだったので「おっとこれは申し込んでみよう」というところです。

    今は『独習者のための楽しく学ぶラテン語』に格闘中。今のところよい文章を集めているように思える。数ヶ月やってキケローやセネカが少し近くなったような気がするだけでもすばらしい。

    ウェリギリウスやホラーティウス、ウェリギリウスなど名前が当然のようになってきたが、実は始める前は知らなかった。 文法索引があるとよい(巻末の変化表はあったほうが便利だと思うがこれも大きささと考え方によりましょうからよいと思いますが文法索引があれば検索しやすい=第三変化はxxページ、属格の用法は§xxとか書いてあるもの)。

    いくつかの誤植はよい協力者を得て改訂していただければよいと思う。教科書は一人では大変かと思います。

    第三変化名詞はやはりもう少し分割した説明があったほうがよい。語彙には、語によって省略せず性別をつけたほうがよいのではないか(でも慣れてきたような気がしますが)。

    「独習者のための」というのは全部を理解しようと思うと独習は厳しいと思うのですが。 練習問題は沢山あったほうがやはりよいような気もするが、あれもこれおもというよりよいと考えました。

    和文羅訳などは、必要に応じて別途やりたいと思います(中山「ラテン語練習問題集など」)。

    学びつつ考えていますが、(1) 西洋古典にもっとつっこんでいく。(2) 法学・政治学研究に生かす。 のどちらかを考えています。 しかしいずれにしてもそれに限らず現在の教科書をともかく終え、少しずつ原典を読んでいきたいと思います。探求できる領域が格段に広くなること、これまでの言語学習で(でも英語、ドイツ語、古典ギリシア語)一番最初に集中してやっているように思います。

    私の感想

    こうして皆さんから生のお声を頂戴すると、これからもHPを手直ししていこうという気持ちになります。質問や感想をどうぞお寄せ下さい。

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