第2変化名詞は、-us で終わる男性名詞と -um で終わる中性名詞に大別できます。それぞれの変化を順に見ていきましょう。

(1)-us で終わる男性名詞

amīcus「友」(アミークス)の変化を紹介します。

単数 複数
主格 amīcus amīcī
呼格 amīce amīcī
属格 amīcī amīcōrum
与格 amīcō amīcīs
対格 amīcum amīcōs
奪格 amīcō amīcīs

単数の発音は、 「アミークス・アミーケ・アミーキー・アミーコー・アミークム・アミーコー」となります。 複数は「アミーキー・アミーキー・アミーコールム・アミーキース・アミーコース・アミーキース」です。 何度もこの順で発音し、暗記してください。 そのさい、複数・属格のみ、アクセントの位置が変わっていますので気をつけます。

また、第2変化名詞の場合、呼格主格と異なります。 これは第2変化名詞の単数だけの特徴です。これも注意してください。 例:「主よ!」はdomine(ドミネ)、「ブルータスよ!」はBrute(ブルーテ)となります。有名な「ブルータスよ、おまえもか」のラテン文は、Et tū, Brūte?(エト・トゥー・ブルーテ)です。

(2)-umで終わる中性名詞

verbum(ウェルブム)のように単語の語尾が -um で終わる名詞があります。 単数属格は上にあげた amīcus (-us で終わる男性名詞)と同じく語尾は -i です。 この共通性が示す通り、どちらも第2変化名詞のグループに属します。

verbum「言葉」(中性名詞)の変化を紹介します。

単数 複数
主・呼格 verbum verba
属格 verbī verbōrum
与格 verbō verbīs
対格 verbum verba
奪格 verbō verbīs

単数の発音は、「ウェルブム・ウェルビー・ウェルボー・ウェルブム・ウェルボー」です。 複数は「ウェルバ・ウェルボールム・ウェルビース・ウェルバ・ウェルビース」となります。

ここでまた大事なことをお話しします。 中性名詞は主格と対格が同じ形ということです。

第2変化名詞の例文

第2変化名詞を使ったラテン語の表現をいくつかご紹介します。

  1. Et arma et verba vulnerant. 武器と言葉は傷つける。
  2. Exempla docent, nōn jubent. 模範は教えるが、命令しない。
  3. Verba volant, scripta manent. 言葉は飛ぶが、文字は残る。
  4. Vērum cūr nōn audīmus? Quia nōn dīcimus. 我々は真実をなぜ聞かぬのか?我々が話さないからだ。

関連記事: