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ノーベル賞のメダルには次のラテン語が刻まれています。

Inventas vitam juvat excoluisse per artes
「見出された(inventas)技術を(artes)通じて(per)<人間の>生活を(vitam)高めたことが(excoluisse)喜びとなる(juvat)」。

これはウェルギリウスの『アエネーイス』第6巻の表現をアレンジしたものです。

inventās aut quī vītam excoluēre per artīs Verg.A.6.
あるいは(aut)見出された技術を通じて<人間の>生活を高めた者たち。

ノーベル賞のメダルのラテン語について補足すると、述語動詞はjuvatで、非人称的に使われています。不定法の内容が「喜びを与える」、「喜びとなる」という意味です。

誰に、または、誰にとって喜びとなるのかは明示されていません(明示される場合は与格が用いられます)。受賞した本人だけでなく、人類全体にとって、という含みがあるのでしょう。

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