「アーレア・ヤクタ・エスト」と読みます。
alea は第1変化名詞 alea,-ae f.の単数・主格で、「賽、さいころ」の意味です。
jacta は「投げる」を意味する jacio(ヤキオー)という第3変化動詞の完了分詞 jactus,-a,-umの女性・単数・主格で、alea と性・数・格が一致しています。
完了分詞 jacta と sum の現在変化の組み合わせを直説法・受動態・完了とみなします。「~された」と訳せます。
ここでは主語が alea なので sum はest となります(3人称単数)。
意味は「賽は投げられた。」です。
日本語で意訳すれば、「人事を尽くして天命を待つ」といったところでしょうか。やるだけのことはやった、という決意と覚悟が感じられるせりふです。
スエートーニウスの記したカエサル(ジュリアス・シーザー)の言葉(岩波文庫『ローマ皇帝伝』、國原 吉之助訳)として有名です(Suet.Caes.32)。

ローマ皇帝伝 上 (岩波文庫 青 440-1)
スエトニウス 國原 吉之助
4003344014

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