Medio tutissimus ibis.
「メディオー・トゥーティッシムス・イービス」と発音します。
動詞は ibis で、不規則変化動詞 eo (行く)の未来・二人称・単数です。
主語は示されていませんが、動詞の形から二人称・単数とわかります。つまり、tu (あなたは)が省略されています。
tutissimus は「安全な」を意味する第一・第二変化形容詞 tutus, -a, -um の最上級で、男性・単数・主格です。
この形容詞は、ibis から想定される二人称・単数の主語、tu を修飾することになり、直訳すると、「あなたはもっとも安全な者として・・・」と訳せます。通常、「もっとも安全に」と副詞的に訳します。
medio は形容詞 medius の単数・中性・奪格で、名詞的に使われています。
「真ん中において」という意味になります。
「あなたは真ん中において(真ん中の道を)もっとも安全に行くでしょう。」と訳せます。
一般には、aurea mediocritas(黄金の中庸)と同様、中庸を旨とするのがもっとも安全である、という意味で理解されます。
しかし、この一文の出典はオウィディウスの『変身物語』(第二巻、137)であり、そこでは、太陽神が息子パエトンに太陽の馬車を操縦することを許した際の忠告の言葉として語られます。つまり、高すぎず、低すぎず、中間を行くのがもっとも安全である、と言われるのです(が、父の忠告もむなしく、パエトンは操縦を誤り命を落とすのでした。)
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