はじめに
西洋古典文学とは、英語で the classics といいます。英語の classic とは、(芸術作品について)「第一級の」「最高水準の」という意味をもっています。では、具体的にどのような文学を指すのでしょうか。例えば、みなさんはギリシア神話をいくつかご存じでしょう。神々や神話上の英雄を主人公とした文学作品が、ギリシア・ローマ時代には数多くかかれました。ギリシアの詩人ホメーロスの『イリアス』や『オデュッセイア』などが有名ですし、3大悲劇詩人によるギリシア悲劇もよく知られています。
他方、ローマの文学もギリシアに劣らぬ豊かな内容を誇っています。カエサルやクレオパトラの生きた時代をイメージして下さい。当時のローマ人の笑いや涙、希望や祈りを掬(すく)い取り、21世紀を生きる我々にも変わらぬ光彩を放つ文学作品の数々。このコーナーでは、これらの古典文学の中から印象的な言葉やエピソードのいくつかを思いつくまま紹介していきたいと思っています。
お薦めの本
作家・ジャンル別リスト
ギリシア神話
- 世界の始め(ヘシオドス『神統記』)
- 大地と天の子、そしてアプロディテの誕生(ヘシオドス『神統記』)
- ゼウスの時代(ヘシオドス『神統記』)
- 人間の誕生(オウィディウス『変身物語』巻一)
- プロメテウスの贈物(アイスキュロス『縛られたプロメテウス』)
- 四つの時代(オウィディウス『変身物語』巻一)
- ダイダロスによる翼の発明(オウィディウス『変身物語』巻八)
- エコーとナルキッソス(オウィディウス『変身物語』)
- ヘーローとレアンドロス
ホメーロス
『イリアス』
『オデュッセイア』
- 望郷の思い
- オデュッセウスとナウシカ(第六歌)
- オデュッセウスの冥界行(第十一歌)
ヘーシオドス
- 世界の始まり(『神統記』)
- 大地と天の子、そしてアプロディテの誕生
- ゼウスの時代(『神統記』)
- 人はなぜ働くのか(『仕事と日』)
ギリシア悲劇
- アウリスのイピゲネイア(エウリピデス)
- 人間の技術はすべてプロメテウスの贈り物(アイスキュロス)
ローマ喜劇
キケロー(BC106-43)
- 「時間は永遠のある部分である」『想案論』
- 「文学万歳」『アルキアース弁護』
- 「次の世代のために木を植える」 『老年について』24-25節
- 「老人は気むずかしいか」『老年について』65節
- 「死はなにものでもない」『老年について』66節
- 「人は与えられた時間に満足すべし」『老年について』69節
- 「人生を演じきる」『老年について』70節
>>キケローの作品
ネポース(BC109?-27?)
英雄伝 (叢書アレクサンドリア図書館)
上村 健二 山下 太郎(管理者です)
カトゥッルス(BC84?-54?)
ルクレーティウス(BC94?-55?)
- 文明の発展と人間の所有欲(5.1416ff.)
- 「聖婚」(ヒエロス・ガモス)の描写
- ルクレティウスによる黄金時代解釈
- 愛は遠ざけるべし
- ルクレティウスの幸福観
- 死は我々にとって何ものでもない
- 厳格で非情な死の定め
ウェルギリウス(BC70-BC19)
- 『牧歌』
- 「土地没収」(第1歌訳)
- 黄金時代がやってくる(第4歌の解釈)
- 「すべての土地がすべてのものを生むであろう」(第4歌訳)
- 愛はすべてにうち勝つ(第10歌)
- 「土地没収」(第1歌訳)
- 『農耕詩』
- 『農耕詩』における多様性の問題
- 人間にとって技術とは何か
- すべての土地がすべてを生むことはできない
- 春の賛歌(訳)
- 農耕賛歌
- 第三巻序歌(訳)
- 愛は遠ざけるべし
- 厳格で非情な死の定め
- タレントゥムの老人
- オルペウスとエウリュウディケ
- ウェルギリウスの『農耕詩』(まとめ)
- 『農耕詩』における多様性の問題
- 『アエネイス』
- 第1巻から4巻までの流れ
- 戦争と一人の英雄
- 苦しみを喜べる日が訪れる
- 人の世の営みに対する涙
- ニーススとエウリュアルス
- トゥルヌスの死(訳)
- 第一巻(訳)
- 第二巻(訳)
- 第三巻(訳)
- 第五巻(訳)
- 第六巻(訳)
- 第1巻から4巻までの流れ
ホラーティウス(BC65-BC8)
- 私は星々に触れる(C.1.1訳)
- 禁じられた非道の行い(C.1.3訳)
- 青ざめた死は(C.1.4訳)
- 移り気な女に(C.1.5訳)
- 酒を飲んで憂いを吹き飛ばせ(C.1.7訳)
- Carpe diem(その日を摘め)(C.1.11訳)
- 嫉妬(C.1.13訳)
- テュンダリスに(C.1.17訳)
- 平静な心で生きよ(C.2.3訳)
- 黄金の中庸(C.2.10訳)
- 死の直前に大理石を切り出す(C.2.18訳)
- ホラティウスの運命観(C.3.1訳)
- 私は今日を生きた(vixi)(C.3.29訳)
- ホラティウスの自負(C.3.30訳)
- 春の訪れ(C.4.7訳)
- 世紀祭の歌(訳)
オウィディウス(BC43-AD17?)
- 四つの時代(『変身物語』巻一)
- 人間の誕生(『変身物語』巻一)
- この空も飛べる(『変身物語』巻八)
- ピュラモスとティスベ(『変身物語』)
- 『変身物語』におけるケパロスとプロクリス
- ラテン語版「四季の歌」
- エコーとナルキッソス(『変身物語』第3歌)
マルティアーリス(40?-104?)
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