園のご見学など──Ikuko Diaryより
この時期、来春入園の方がよくご見学に来られます。保育をご覧いただきながら、また園長室にて園の概要、保育園との違い、お母さまのお仕事との両立、教育について等いろんな観点からお話ししご検討いただいています。本日も雨の中お子さんとご来園でしたので、約30分ほどお話をいたしました。
その中で、「こちらの園の先生は決して怒られないそうですね」と仰います。これはよくお聞きすることですが、感情にまかせて怒るようなことは決して致しませんし、優しいだけでもないことをしっかりお伝えしています。悪いことはその場でしっかり話を聞いて、子ども自身の気持ちが落ち着き納得できたところで「ごめんなさい」ができたり、お友だちを許してあげることへと導きます。
お家でも同じですが、感情にまかせて怒ることと、子どもを信じて静かに諭すこととは全く違います。ただ怒ってばかりでは、より大きな声を出さないと子どもの耳には届かなくなりますし、家の外ではここぞとばかり親を困らせることをしてみたりもします。子ども自身はいけないと承知の上で親の反応を確かめているところが大いにありますから、ここは親の踏ん張りどころ、力の見せどころで、子どもとの知恵比べといったところでしょう。子どもの心に届く諭し方ができたときは、子どもの表情も晴れ晴れしているものです。
本日ご見学の方はこの辺りのことは十分ご理解ご承知の方で、園の先生が「怒ることはしない」ことを評価して下さっていました。その後、7月お誕生会の会場(全園児)をご案内し子どもたちの集う様子をご覧いただきました。
*ご見学希望の方は個別にお出でいただけます。お電話の上、ご来園をお待ちしております→〔TEL781-3200〕
(山下育子 2010.7.13)
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2011年6月11日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:Ikuko Diary
自然がともだち
本園は声高に「自然体験、自然学習をやっています!」というようなキャッチフレーズを使いたくはありません。
子どもたちは、毎日遠足のように、「歩いての登園」を実践しています。文字通り、山道を登って園に通うのです。途中で雨が降ることもあれば、雪がふることもあります。涙を流す子、弱音を吐く子はひとりもいません。
子どもたちは日々、歩くことを通して心身を鍛えるだけでなく、全身で「自然」を感じ、「四季の移ろい」を肌で感じとっています。
山道に入ると、四季折々の花に出会います。タケノコが毎日大きくなることを子どもたちは目で見て知っていますし、夏にはセミが鳴き、秋にはもみじが紅葉することも、冬の雪の厳しさ、美しさも、誰もがじかに体験しています。
ダンゴムシをはじめとする生き物との出会いはいつも自然にそこにあります(入園時に「うちの子は虫が苦手です。」とおっしゃるそのお子さんが見る見るうちに大の虫好きになるのです)。
「教育」と称し、大人が無理に子どもたちを導かなくても、北白川幼稚園の園児にとって、自然は毎日当たり前のように接する「ともだち」のような存在です。
小学校の理科の学習で「自然」を学ぶことも大切です。
しかし、その頃にはもう戻れない「幼児期の自然体験」こそ、将来の心の糧となり、人が成長するうえでの思い出の基礎になるのです。
幼児と自然
本園の子どもたちを取り巻く四季おりおりの自然環境については、副園長(山下育子先生)のブログ(Ikuko Diary)を御覧ください。先生自身がカメラで撮影されたお山の花や緑、昆虫の写真と共に、子どもたちの元気な活動が紹介されています。
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2011年5月22日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:本園の特色
Ikuko Diaryより
副園長 山下育子先生のブログから、子どもと自然、子育てに関するエッセイをピックアップしてご紹介します。
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2010年8月6日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:Ikuko Diary
登園初日──Ikuko Diary より
本日は、歩いての登園初日。9時前には、まず第2グループが元気に到着しました。元ほしぐみにいた男の子Tちゃんは新入園児をクラスまで導いた後、微笑ましいことに、つきぐみ園舎ではなく、何の迷いもなくほしぐみ園舎まで駆け下りていました。
また、一つ年下の新入園児の手を引いて登園し、ついこの前まで自分が過ごしていたクラスへ案内した後、新しい自分のクラスへと向かう新年中児の凛々しい姿もありました。
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2010年8月5日 | コメント/トラックバック(1) |
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お砂場シャベル~~こんなにつかったの!──Ikuko Diary より
これは、子どもたちが使っているデンマーク製のお砂場シャベルです。
実は、4本とも同じ製品なのですが、上3本はこの春に新調したシャベルの見本で長さ約60㎝ほどあります。一番下のシャベルだけ、先が少し短くなっているのがわかるでしょうか。
これはおよそ20年以上前から、園で代々子どもたちが使い続けてきたものの一つで日本製の同じような製品よりはるかに丈夫です。同じく、お砂場の赤や黄色の使い込まれたスコップも本来の角がすでになくなり、何とも言えず丸みを帯びた愛らしい形になっていますが、こうしてみんなで使い込んだお道具をしみじみと目にすると、これは、日々の子どもたちのたゆまぬ仕事の賜なのだ、と心から感心してしまいます。
そして、ほかに子どもたちの仕事は、と言うと・・・
今から50~60年ほど前のことになるでしょうか。
当時の子どもたちは、遊び場として決められた場所ではなく、園内にある山土の土手をスコップでどんどん掘り起こし削っていくことを何より楽しい遊びにしていたそうです。現在、たんぽぽぐみ~木馬前~雲梯,固定鉄棒につづく通路がありますが、実はあの場所は、当時の園児たちがつくってくれた道なのだよ、と先代園長の思い出話を幾度か聞いたことを思い出します。
年々子どもたちが遊びで削り込んでいくうちに通路部分が徐々に広がり、これ以上掘り続けると、上にあるはずの園庭が崩れ落ちてきたら大変だということになり、ブロックを積んで土留めをすることになったそうです。そうして残っているエリアが、現在サツキを植え込んでいる場所なのです。
そしてまた、この先代の話を証明するような出来事もありました。
何年か前に乗ったタクシーの運転手さんが、偶然にも北白川幼稚園のずっと昔の卒園児さんで、その方はすでに大分年輩の男性でした。
「楽しかったことは、みんなで一生懸命スコップで土手を掘っていったことと、園につづく森の中へ遊びにいったことが一番楽しくて、あの頃のことは今でも忘れません」と、遠い昔を懐かしむ眼差しで話されたことがありました。
森の奥は白川砂の採石場へとつづき、採石された跡と思われる天然の大きな滑り台で昔の子どもたちは思いっきり遊んだようでした。実際に、私も小さな頃にそこで遊んだことが一度ありますが、残念ながら今はすでに樹木が大きく成長し跡形はありません。
すり減ったシャベルの形を見ていると、そんなことなどを思い出しましたが、子どもたちは昔も今も変わりはなく、夢中になって遊ぶことから学んでいきます。幼稚園は、幼児期の小さな体,小さな手を使って毎日仲間と夢中になって過ごし遊び込める時間を守り育てる場であること、そして、大人になった時の、形に現されるものではない、かけがえのない小さな頃の思い出を守っている場所でもあるように思います。
(山下育子 2010.5.13)
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2010年8月5日 | コメント/トラックバック(3) |
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