１０月４日。

朝、オニヤンマをみつけました。

「みてて！」
この日、真剣に、いつまでも回っていたＦ君。

「もういっかいやろ」
「わたしも」

「ぼくもできるし、みててや！」

「いつ、できるようになったの？」
「ついさいきん！」

「いっしょにすべろーな」
「もういい？」
「うん、いいよ」

「どうやって、すべろっかなー」

「どんぐりを、ここにいれとくの」

「なにつくってるの？　ケーキ？」
「ちがーう。ひっこしやさん、してるの」

「こうやって、にもつをはこんでるの」

「こっちも？」
「うん」

「これは、電子レンジ？」
「ちがう、れいぞうこ」

「このあなから、したにいれるの」

「ちょっと、かいものに、いってくる」

１０月６日。雨がやみました。

「もうふ、かぶせてー」

「わあ、ずれてきた」

「いらっしゃーい」
「〜くださーい」

「もうひとつどうぞ」

「これも、やっぱー、もらおうかしら」
「はい、どうぞー！」

「エベレストやま、つくってるの。
せかいいちの」

「これ、スカイライン」
「へえ、はっぱがタイヤなんや」
「そう。あ、ひとものせよっと」

自動車専用トンネル

「もっとひろくしようか」

「こっちのポケットに、いれといてくれる？」
「うん、いーよー」

くりのいが、はっけん

「あと、もうちょっといける！」

「みててあげて」
「わあ、すごい」