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2013.02.15

2月15日(金) / 年少保育室より~絵本「しろねこしろちゃん」の絵・伊予柑ピール!とおまじないの豆飾り・「ひみつの庭」工事レポート(2)・園内通信

皆さんは絵本「しろねこしろちゃん」のお話はご存じですか。
私はとても大好きなお話です。ちょうど今、年少児クラスには子ども達が一生懸命に描いた力作のニコニコ顔のねこちゃん達が、お部屋を鮮やかに飾っています。
担任の先生にお話をゆっくり読んでもらったあと、お父さんとお母さんと四匹の子ねこが登場するほのぼのとした雰囲気を感じ、ひとりひとりが思ったまま筆を走らせ描いたものです。どれもなかなかの力作ですね。
絵本に流れる昔懐かしいムードは、今から60年近く前に福音館の「母の友」に「こどもにきかせる一日一話」として紹介された文章だからでしょうか。作者の森佐智子さんは当時なんと大学生だったそうです。個性的な絵は10年ほど前にMAYA MAXX(まやまっくす)さんが描かれています。
とてもシンプルだけど、家族の中でゆれ動く子ねこの心が描写されてとても印象深い絵本の一つです。

<年少ことりぐみ>
 

 

 

 

<年少たんぽぽぐみ>
 

 

 

 

 
「まっくろな おかあさんねこから、こねこがうまれました。」からお話ははじまります。そして最後のページ(右)には、主人公のしろちゃんの嬉しい笑顔がみられます。
 
年少クラスの子ども達と絵を見ながら話していると、「くろねこの子どもは三匹いたよ」とちゃんと覚えているのでした。最後は家族六匹が揃ったみんなの嬉しそうな姿が裏表紙に描かれています。

幼稚園の先生たちが、一ヶ月に一人ずつ思い出の絵本をご紹介している『絵本通信』の中で、以前私がご紹介させていただきました。よろしければご覧下さい[絵本通信「しろねこしろちゃん」]。
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[伊予柑ピール]
ここでちょっと休憩タイム。
一日のなかで何度チャイムが鳴るかは数えたことがない園長室玄関ですが、午後からも園に来られるお客さまは後をたちません。そんな中に、ガラス扉の半分ほどの高さのまだ可愛らしいお客さんの姿が見えることもありますが、それは大抵懐かしい小学生の姿です。
今日は小学生Hちゃんが懐かしいニコニコ顔でたずねてくれたのでした。何やら大切そうに手に持って・・・。


中は、蜜柑などの柑橘類が美味しいこの時季に、いつもお祖母さまが手作りされるという伊予柑ピール(オレンジピールならぬ!)でした。そこへ不思議なものが一緒に入っていました。
メッセージを読むと、これは「夏病(なつやみ)のおまじないです」とのこと。
なるほど、1月下旬~2月頃の今、寒仕込みでつくる手作り味噌用の大豆(茹でたもの)に藁を通したお守りのお飾りなのだそうです。これも勿論お手製のようです。
日本の四季の移り変わりとともに、自然の恵みをいただき大切に生かしながら手作りをされているのを拝見するたびに感動します。もっと上手く時間をつくって私も見習わなければ~、と思うばかりで、実際にはなかなか出来ないことが多いです。
せめて「半年先にやってくる京都の猛暑の折りも、園の子ども達とご家族の皆さま、先生達すべての方が、どうかいつも元気で過ごすことができますように・・」とお祈りしながら、園長室の入口近くにお飾りさせていただこうと思います。感謝。
            
また今日は、小学校高学年になったSくんも顔を出してくれました。「今日は特別用事はないんだけどお散歩しながらきたよ」とのこと。嬉しいです。工事中のお庭を見たあと夕陽の中をお山を下りていきました。
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「ひみつの庭」工事レポート(2)
雪が積もったり雨になったり、週明け18日は二十四節季で雨水。1月後半にスタートした「ひみつの庭」の工事も、土橋左官店さん、片石造園さんやその他の業者さんのお力により着々と進んでいます。

大木が茂ったまま森さながらの場所は、樹木の伐採で間引きをして太陽が射し込める場所にしなければいけません。大木にはロープをかけながらゆっくり数名の力で倒され、剪定されます。

右上写真は檜の大木です。20m以上あったでしょうか。てっぺん近くにのぼって少しずつ枝を間引く作業をしながら、ロープをかけてカットされました。大きな切り株は子ども達の腰かけ椅子になりそうです。
          
        はしごを伸ばしてかけています。見上げる高さです。

少しずつ整備され、昨年夏に行ったお堂の解体で残った御影石をふんだんに使って、ビオトープのフレームづくりが進みます。大きな岩のような石を上手く積んでいかれます。

遠目に毎日業者さんが工事される姿を見ている子ども達は、自分たちの大型スコップを持ってお砂場の造成工事に余念がありません。これは少し前の年長児の姿ですが、しっかりと腰が入ってなかなかの仕事っぷりではありませんか!
   
檜をカットした丸太。土中深くから彫り上げられた大きな木の根っこ。
   
浅いビオトープですが、もとの地形を生かしながら生き物が潜める場所も数カ所つくります。
   
大きな石をどのように組み合わせていくのか・・・、専門の技術をじっくり観察したかったのですが、こちらも仕事中はその時間がとれません。 
   
女の子も砂場での作業は真剣です。最近では年少児が「砂場にいこう!」と誘い合って溝をつくり水を流し込む姿もあります。先日、私も共に取り組みました。土の中から思わぬ昆虫の幼虫が出てくることもあります。
   
これは、もう何日も続いているんだよ~、と年長児Sくん。年中児のYくんも真剣に溝をつくっています。
   
ビオトープには、防水マット→コンクリート→FRP加工などが施され、最終的には水辺の生き物がやってくる土壌をつくります。
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本日は、園内通信「お知らせ72」をお出ししました。
内容は、
◇ 3学期生活発表会について
◇ 「3学期生活発表会ビデオ」の撮影,製作について
◇ 今月末雄蝶面のお預かりについて
◇ 園児の健康について
◇ 上終公園下水道工事エリアへの絵の掲示について
◇ PHP研究所推薦図書のご案内

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