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2018.05.23

5月23日(水) / フレンチラベンダー ‘’・ひみつの庭の”ママの日”だより・オオスカシバが羽化したよ✨・シロスジカミキリのこと


   <フレンチラベンダー>  シソ科  原産地 地中海沿岸 学名 Lavandula stoechas L.

今朝、年中児のNちゃんがイングリッシュラベンダーの束を片手に握りしめお山を上ってきました。今年も家のお庭に咲いたそうでとても良い香りがしています。写真のラベンダーは先週、滋賀方面に出向いた折りに出会ったフレンチラベンダー。道端に広範囲に渡って自生しているところがあり、思わず花に触れながら香りに包まれていると気持ちが軽やかに洗われるようでした。

ラテン語でラベンダーは「洗う(lavare)」を意味するように、古代ギリシャ、ローマ人はラベンダーの香りのお風呂に入り、洗濯にもラベンダーを入れて芳香を衣類につけていたようです。高い抗菌作用や防虫効果があるので、乾燥させてポプリやサシェにするなど用途も豊富です。ウサギの耳のような花びらが特徴のこちらフレンチ系は温暖地に、イングリッシュ系は北海道などの冷涼地が育ちやすいようです。別名は学名にあるようにストエカスラベンダーとも呼ばれます。

下の写真はその近くで飛来していた花とモンシロチョウ。

あちこちに花が咲いているので選り取り見取り。

よかったね。やさしい花とモンシロチョウでした🌺
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ひみつの庭の”ママの日”だより

昨日5月22日(火)は今年度最初の”ママの日”でした。10時より年長、年中児合同で上と下の園庭を走り回って運動あそびをしている頃、お母様方が順にひみつの庭へ来られる姿がありました。お母様の笑顔とともに空はピカピカの青空です。

早速に奥のママ用の用具置き場からクマデやほうきを取って、芝生の築山の落ち葉を集めたり芝生以外の草抜きを始められました。

ウッドデッキ下の植え込みも枯れ葉が落ち込んでいます。横の大木クスノキの春落ち葉の名残がそのままになっているところに手を入れて下さるママ。そこへ卒園児Fママの姿が。思わず「チェルシーフラワーショーへ行かれたかと思っていました!」と言う私^^。フラワーショーのことは以前から話題になっていました。
Wikipediaより「チェルシーフラワーショー」
チェルシーフラワーショーオフィシャルウェブサイト
毎年イギリスロンドンで開催される王立園芸協会主催のチェルシーフラワーショー(2018年は昨日5月22日~26日まで)。今年も日本人が金メダルとベストガーデン賞をW受賞されたというニュース

ビオトープ横のアヤメ科の花アイリス(iris)。アイリスはギリシア神話の女神イリスにちなんだ名前でこちらはいつしか株を植え付けておいたものが元気に開花中。

昨年台風で倒れたブッドレアの株。支柱を施しています。イギリスでチョウが大好きな木とされているブッドレア(Buddleja)は、イギリスの牧師であり植物学者でもあったアダム・バドル(Adam Buddle)からつけられた名前。 奥のとうもろこし、きゅうり畑近くを手入れされるママ。

ママを見つけた子ども達。運動あそびに続いて園庭で自由あそびの最中ですがさすが見つけるのが速いですね。

ウッドデッキへの入口のフェイジョアの辺りを手入れされるママ。毎年たくさん花🌺が咲き実がなりますが毎年いつしかなくなってしまう不思議な実^^。実はパイナップルグアバと呼ばれるほど美味だそうです。 ツゲの植え込みの足元は枯れ葉がいつも溜っている場所。葉が固いのでなかなか腐葉土にはならず搔き集めます。 

トップスはおそろいのボーダー。お陽さまのもと楽しそうな笑顔がこぼれる時😊

カシノキの下、年長のきゅうり畑前をお手入れされるママ。

そこへトウモロコシのお水やりにきた子ども達。近くの散水栓の蛇口からバケツに水を溜めピッチャーを手に。「のんでるのんでる・・」

ママと女の子達。お話しながらクマデで落ち葉集め中。 年少クラスが育てているトマト🍅と年中クラスが種まきをして発芽中のアサガオの辺りをお手入れ中のママ。

トウモロコシ畑🌽にお水をあげましょう。      株元をしっかりと確かめてお水をあげています。 

私が植えたのはこれだったかな。          乾いている土を確かめながら。

きゅうり畑。黄色の花がたくさん咲いてそのあとが実になります。ツルを伸ばして生長中の株へお水をあげています。

すぐに飲んでしまうからもう一回。先生からお水を入れてもらいます。今日はお当番さんの男の子。朝から園長室にも大事なお仕事にきてくれました。

お水をゴクゴク飲んでしまうね。きゅうりはありがとう、たすかったよ、と言っているよ。大木ナナミノキの下で。クマデで落ち葉を集めて落ち葉入れに。そしてコンポストか森の入口まで運んで下さいます。

ナナミノキの下辺りから手入れを進めてきて下さいました。年長児の奥のきゅうり畑の横には土が腐葉土になっていて、それをてみでウッドデッキ横の花の植え込みに入れて下さいました。 芝生築山のクリスマスホーリーの足元をお手入れ中のママ達。

アカメモチ”レッドロビン”の植栽の下をクマデでお手入れ中のチーム。 草がたくさん生えているエリア。大きくなりすぎてなかなか抜けないほどです。

築山のすそ辺りは水はけが滞りがちです。いずれエアレーションなどを施しながら芝生が上手く生育できますように。また子ども達が裸足で芝生で戯れられる夏を楽しみにしつつ。 草が生えているあちこちに手が入ります。

私達もお手伝い。みんなミニクマデの持ち方がさまになっていますね。お片付けの鐘がなると、ほうきでコンクリートのたたきの砂をグランドに掃き下ろします。そんなほうきの作業も自らすすんで行う子ども達です。 丸窓の下の植え込み。ツルニチニチソウのツルの中にもたくさんの枯れ葉が落ち込んでいます。これはお山の中だからでしょう。

太陽の光が眩しくウッドデッキを照らします。小さなお子さんをお連れのママはどこにいったかわかるように明るい色のシャツを着せておられます😊。私も娘に花柄ブラウスと赤いスカート、そして赤いお帽子👒をよく被せていました。

芝生築山の除草作業が着々と続けられています。横のカシの木の根っこやオオバコ、チドメグサなど芝生以外の草が伸びやかに育ってしまいました💦 お手入れをしながら肥料を入れ、近くエアレーション、土入れ、肥料を施しつつ芝生の生育を期待する方向です。築山が踏み固められて斜面になってきているため、今後は土を少しずつ肥料とともに投入しながら、ふもとの水はけのためにも築山の上部に厚みを持たせた形になるように意識していきます✌

ここはいろいろな草がはびこってしまったメキシカンセージの植え込みです。秋にはまた紫色の花が咲きますように。

竹林が奥にあるため笹の春落ち葉も落ち込みます。ナナミノキの葉も落葉して落ちてきます。 築山作業中のママ達。

この北側エリアはメキシカンセージの植え込みですが、すでに草茫々の状態です^^; ここのお庭は広さからしてちょっと手入れしただけでは間に合わない規模ですしやはり人数が要りますね、と。草抜きしながら思わず絵本「リーサの庭の花まつり」を思い出されたママ。たくましい雑草が登場する場面とが重なり楽しくなります。花や妖精たちの姿に心癒されるベスコフの絵本です。

晴天の下ですが湿度が低くからっとした天候です。ここのところさえずりが上手くなったウグイスが数羽、空から心地よい歌声を響かせてくれるのは幸いです。さすがに子ども達も鳴き声のまねをするほどよく鳴いています。自然の声はいくら響いても不快ではないのですが、あまりに頑張ってさえずっているのを耳にすると思わず笑ってしまうことも度々の今日この頃🐤🐥

それぞれにお手入れの場所を決めて作業されるママ。

築山も芝生の中にたくさんの草が生えてしまい除去作業に取り組んで下さる皆さま。そろそろお昼が近くなってきました。

小さなお子さんもウッドデッキの上で過ごされながら。小さなお子さんも背中にお連れ下さり有難うございます。お隣のママも昨年はお子さんをおんぶでお出で下さった頃ですね。

随分とお庭に優しい手が入り、庭の空気が洗われるようなお昼前。皆さまそろそろ休憩なさってください。

大勢がお越し下さり有難うございました。ピカピカのお陽様の下で。

トウモロコシ🌽の株がすくすくと生長中ですが、一株に二本~三本も育っている苗がいくつかあるのを見つけて下さったFママ。一本でないと実が大きくなりませんから、と手を入れて下さいました。私はまったく気づきませんでした。 用意したグラスが足らないのでりょうま先生に追加を届けてもらいました。

ローズマリー、バジル、ミカン、ペパーミント、レモングラスのミックスハーブティーは滋養のトニックウォーター。6リットルのおやかんいっぱいに作って冷蔵庫に。お一人約二杯ばかりでした。小さなバウムクーヘンをなんとピッタリ18分割にして下さったママ。ほんの一口ずつ✾

横の年少クラスのトマトの青い実。

トウモロコシにきゅうりの畑。🌽はいずれ支柱が必要でしょう。お山のカラス🐦がやってくるのでネットもしなくては。
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オオスカシバが羽化したよ

19日(土)ふれあいサタデーの日。この日も晴天に恵まれ第三園舎でカプラで大勢のご家族が集われました。

タテハチョウ科のイチモンジチョウのオス。幼虫の時の食草はスイカズラなど。裏は鮮やかな色をしています。ひみつの庭のアジサイアナベルの葉にとまっていました。お隣にはハニーサックル(スイカズラ)があります。

ひみつの庭の丸窓横にはハニーサックルが開花し始めたそんな日の前日18日金曜日。

「あっ、オオスカシバが羽化している!」

昨年度の卒園児Kくんから預かっていたオオスカシバのサナギがふと見ると羽化しているのに気づきました😊 お家のお向かいにいたというオオスカシバの幼虫を連れて登園したのが昨年の9月のこと。
年長児Kくんが幼稚園に連れてきたオオスカシバの幼虫。blogの最後の方にアップあり。

たいへんたいへん!食べものがないわと、早速サツキの花を大きなケースに入れ羽化したオオスカシバを移しました。翅はすでに透明になっています。オオスカシバははじめ体の水分を外へ出しておしっこをした後、飛び立つために翅を強く羽ばたかせます。その時に翅の鱗粉が落ちますからすでに飛び立つ準備ができています。

ちょうど次の日に卒園児のKくんが在園児Mちゃんとともに親子でふれサタにご来園予定なのでグッドタイミングです。何とか元気で明日Kくんにオオスカシバに会ってもらえるようにと祈りつつ・・

こちらはふれあいサタデー会場の第三園舎廊下で展示していた年長児の作品展示です。

数日前に園庭つづきの森で拾った落ち葉や木切れ、タケノコの皮などでつくりました。まるでカジキマグロ?のようなお魚みたい! にこにこおちばにウィンクおちば🍂

樹木の皮や細い枝。そしてタケノコの皮もユニークな表情をしたお顔に。

朽木はワニさんかな。一つ目こぞうや葉っぱにおめめ? 見ているとこちらもにこにこ😊笑顔になりそうです。

ふれあいサタデー終了後、オオスカシバはKくんと対面し、これまた偶然Kくんはお家で数日前に孵ったというオオカマキリの小さな赤ちゃんを園庭に放してあげようと持ってきていたのでした。たくさんの赤ちゃんカマキリをサツキ畑に一匹ずつそっと手にのせて放してあげるのでした。そしていよいよ次はオオスカシバです。オオスカシバはハチと間違えそうな昼間に飛ぶ愛らしい蛾です。ホバリングしながら口吻で吸蜜する姿がよく見られます。

Kくんの手に乗ったまま飛ぶ気配はなく、そのまま石段を上がってひみつの庭の横に咲くハニーサックルのところにやってきたKくん。ハニーサックルの中にはハチが体ごと入り込んで蜜を吸う姿も見られます。ここならと暫く安心して手から花に移りましたがすぐに蜜を吸う様子もなく再びKくんの手に。園庭に向かう途中でフワッと飛び立ち空高くに飛び立っていく様子を見送りました。昨年9月~今月5月までの約8ケ月間。無事に幼虫→サナギで越冬して5月の羽化を見られました。この話を事情を知っている在園年長児のTくんに前日金曜日に早速伝えたところ、夏の昆虫なのに少し早いけど大丈夫かな?と心配の声。きっと次の日にKくんに会えるので早めに出てきたのかもしれません😊。きっとそうでしょう。

そして次のこちらは卒園児のAくんがご家族でふれあいサタデーに来られる際に一緒に連れてきたシロスジカミキリのペア。同じく卒園児Hちゃん宅の玄関にこの日の朝方に飛んできた二匹だそうです。シロスジカミキリは日本一大きなカミキリムシ。とても大きいのでこの日近くで見た方はきっと驚きだったでしょう。お山にも毎年夏になるとシロスジカミキリが生息するカシノキがありました。表面の斑点は黄色ですが、命がなくなってからは白色に変わります。なのでそれを見てシロスジカミキリと名付けられたそうです。Aくんとママが一緒に園庭奥のクスノキにシロスジカミキリを放すとどんどん上っていきました。その後、改めてママと話していると、一番生息によいのはクリの木だとのこと。それならクリの木へ行きましょうと急いでAくんをママが肩車をし、再度上っていく二匹を捕まえ、山の学校横にあるクリの木に放してあげることになりました。

こちらが改めてクリの木を元気に上る二匹のシロスジカミキリです。樹木の中に産卵すると次も姿が見られるかも知れません。クリの木はとっても元気なのできっと大丈夫でしょう😊

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