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2017.05.23

5月23日(火) モチツツジ ・アゲハチョウのお客さん・ひみつの庭でそら豆収穫~茹でていただく(年長児)・ひみつの庭の”ママの日”だより


    <黐躑躅(モチツツジ)> ツツジ科  本州(静岡県・山梨県~岡山県)と四国に分布
                学名Rhododendron macrosepalum

園庭つづきのひみつの森を歩いていると時折このツツジが目に入ります。一般的には明るいアカマツの林などで見られるそうですが、確かにこのひみつの森は、昔はアカマツが多く植わっていた森でした。また現在、園内でも開花中であるピンク色のこのツツジは花や葉、そしてガクにも粘着性があり、触るとベタベタしているのが特徴です。5月に咲くヒラドツツジなどとは異なり、毎年5月半ばから6月頃まで長期間花を咲かせています。

正式な名前を知らないままだったので今回あらためて調べてみると「モチツツジ」という名前でした。粘りを持つところが鳥餅などと似ており、それが餅躑躅という名の由来とのこと。なんと野外では、花を取って洋服や帽子にくっつけてあそぶ楽しみ方もあるそうです。なるほど、楽しそうです😊一度やってみようかな🌺
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アゲハチョウのお客さん😊

過日5月17日(水)朝、知人のKさんがアゲハチョウの幼虫(卵~終齢幼虫)が二十数匹も付いている木を鉢ごと、幼稚園にご持参下さいました。毎年、ご自宅のお庭の同じ場所に、アゲハチョウが覚えているように産卵しにやってくるそうです。園内のカラタチの木にも毎年アゲハチョウが産卵しにきますが、今年は飛来しているのは目にするものの産卵は未だ確認できません。Kさんいわく、昨年はアゲハの飛来が少なく産卵も僅かでしたが、今年は何匹もがやってきてたくさん産卵しましたので、とのこと。

チョウやガの幼虫を育てながら観察することはクラス内でも時折行っていますが、一度にたくさんの幼虫が見られのは貴重な機会です。早速、Kさんの来訪の際に早速観察していた一部の年長児だけではなく、各クラスでこのアゲハチョウの成長を子ども達がお世話をしながら見守ることにしました。

すでにサナギになる前の終齢幼虫である青虫です。柑橘系のミカンと思われる葉を本当にパクパクと食べています。

とても小さな卵も一つ見られます。アゲハチョウは一枚の葉の裏に一つ産卵します。右写真は二齢幼虫くらいでしょうか。鳥のフンのような色をしています。

こちらは何だかほのぼのとしている三齢幼虫と産まれたばかりの一齢幼虫くらいでしょうか。何だか親子のようでほのぼのしていますね。

アップ写真。目のように見えるのは目ではなく、目はもっと前にあります。頭を動かすごとに葉を食べる音が聞こえています。幼虫はとても大食漢です!

過日5月18日(木)の朝、太郎先生の俳句の時間に続き、鉢ごと年長クラスに幼虫を持参、子ども達にアゲハチョウについてのお話をしました。続いてアゲハについての絵本を読んだのち、クラスごとにテーブルの上に置き、観察する時間を持ちました。産まれたばかりのあまりに小さな一齢幼虫を初めて見る子もいたでしょう。チョウの生態についてよく知っている子もいれば、ほとんど知らない子もいます。みんなでチョウを育て、脱皮をしながら形を変えて成長する様子を見る学びの機会にしてほしいと思います。

そしてこの日の夕方、食草としているこの木の葉と、いずれ足らなくなるため園内のカラタチの枝を取り全クラスが飼育ケースにセット完了。各クラスに3~5匹ほどずつの幼虫を育ててみることにしました。自然界ではサナギになるところなどは継続して見ることはなかなか難しいです。なぜならお山の場合、野鳥がとても元気なので、幼虫は大好物のエサになってしまうからです。本日、すでにサナギになった幼虫もいます。日々、変化を楽しみに各クラスでアゲハの観察をしているところです。サナギになったあとは二週間後の羽化を楽しみにし、羽化した暁には、ひみつの庭で自然界の空高くに放つのを夢見るように、それぞれ大事に育てています。
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年長児 ひみつの庭でそら豆の収穫・茹でていただく・ひみつの庭の”ママの日”だより

さて本日、ひみつの庭はとても賑やかでした。ママの日でもあり、また年長児はいよいよそら豆の収穫をすることにしました。

まずはきゅうり畑を観察。黄色いお花がいくつも咲いています。この花のあとには小さな赤ちゃんきゅうりの姿もすでに見られます。

みんなで大事に育てていきましょう。勿論、お水やりも十分にしましょう。

さて、反対側のそら豆プランター。みんなで実の入ったサヤの様子を見ています。

それではみんなでよく見てから収穫しましょう。

長く大きく育ったそら豆くんです。           女の子達もじっくりながめています。

さて、上手くそら豆がとれるかな。

どれから採ろうかな。

よく育ったね。                    サヤをぐっと引っ張ると採れましたね。上手く中に豆が入っていたかな。どんなにおいがするかな? 確かめています。

ママに見せて報告をしているところです。        こんなそら豆が採れたよ!

秋にアサギマダラチョウが飛来するフジバカマの植え込みを手入れされるママ達。フジバカマはあまりに株が密になり根詰まり状態で花も咲きにくくなっていました。そこをFママが株分けをして楽にして下さったのが昨年の頃。お蔭で伸びやかに大きくなってくれそうです。

ひみつの庭の東の奥のエリアをお手入れ中のママ。ママを見つけたRくん。 ベニバナトキワマンサクの植え込みの下、ハーブエリアをお手入れ中のママ。

さて、みんなで収穫したそら豆が集まりました。サヤの中にあるそら豆をこれからみんなで取りだしましょう。

ツゲのトピアリーが新芽をキラキラと輝かせる季節です。

トピアリーの足元エリアなど、落ち葉が溜まりやすい箇所を細やかにお手入れ中です。

子ども達が描いたきゅうりプレート。その奥や菩提樹の葉の下をお手入れ中のママです。

今日は気温が30度を越え、太陽の陽射しが照りつける日でした。お手入れ有難うございます。

どう? うまくむけた? すじに沿ってサヤを空けると、かわいいそら豆くんがふわふわベッドに眠っているのがみられます。

大事にゆっくりとサヤを開けていく子ども達。

相談しながらやっています。どう?うまくできる?

ほら、とれたよ😊😊 Mちゃん。

ほら、こんなにでてきたよ。              開けたらベッドだけだった?こんなこともあるようです?  

ふかふかベッドは綿みたい? 開けてみてわかる中身の様子。

そら豆がでてきたよ。

ゆっくり、ゆっくりサヤを開けていくと上手くいくよ・・・

そら豆くんがたくさん😊

これだけ入っていたよ。                森からやってくるおサルさんや野生動物の対策について🐒 東山沿いはどの地域も何らかの対策をされているようです。     

昨年度よりみんなで育ててきたそら豆が無事に収穫の日となりました。昨年11月そら豆を植えたよより

子ども達がそら豆を観察しながらサヤから豆を取りだしている間、傍ら、机、コンロ、そら豆をゆでるお鍋などを準備しています。育て、収穫した場所で体験したいそら豆のお味😊

ほら、こんなお豆が出てきたよ~。           それぞれの場所で黙々と作業を続けられるママ達。   

細やかな作業を有難うございます。いつも手の届かないエリアに優しい心配りがもたらされることは、庭にとっては至上の喜びとなります。

さて、お湯が沸きましたよ。お鍋の中にザザ~と投入です。お鍋から少し離れましょうね。

豆を取りだしたあとのサヤ。

きれいな色のそら豆くんがいっぱい😊 しばらくお待ちくださーい。

懐かしい卒園児ママも他のご用とともにお庭にお顔を見せて下さいました。

ひみつの庭の外側エリアをお手入れ中です。       築山も元気な芝の緑が広がりつつあります。太陽の光をたくさん浴びて青々とした芝生が今年も広がりますように・・・  


コンポスト前など普段手が届かない通路横をお手入れ下さったり、園庭ブランコの足元に生える草を取り除いて下さるママ達。

そろそろ茹で上がったので手を洗いましょう。      yuuka先生から手の中へいただきます。  

このそら豆ができるための土づくり、苗植え、そしてお水やりなどお世話をしてきた賜物です。

いいにおいがするよ。お豆のにおいだ😊

やさしい淡い色合いのそら豆、柔らかさと形をよくながめて見る子ども達。

甘いね、美味しいね。そら豆のお味はどんなだったかな😊 元気におかわり~~  

いろいろとお忙しい中をお時間捻出して下さり感謝です。 ご馳走様のあとはそら豆くんの絵本シアターのはじまりはじまり~💗 

tsugumi先生の声が緑の中に心地よく響きます。集中してお話に聞き入る年長児達。

収穫してサヤから実を取り出し、いま食べたばかりのそら豆について、さらにお話に深く入り込んでいる子ども達の様子です。

落ち葉コンポストは満杯になりました。発酵を促すために米ぬかを投入しようかと思います。

ライラックの株元にも雑草がたくさん生えてきます。そこをお手入れ下さるママ。ひみつの庭でそら豆の時間を終えた子ども達もお手伝い。

さあー、いち、にの、さーんで、クルリッ🎈ととんで・・・

着地💗 みんなの楽しそうな顔が輝いています。

それっ、と走り出す女の子達。

サークルスペースをくまなくお手入れ下さり、また集われたママ達は気軽にお話を交わされる庭スペースです。

子ども達が植えたお野菜のプランター近くや、丸窓の下などなかなか手が回らない場所をご存知のママ達です。

5月になりいろいろな生き物が姿を現し、動かなくなった昆虫を寂しく思いつつ見せにきてくれます。ゾウのような形をしているからゾウムシ。ゾウムシは大小さまざまなものが園内で見られるのです。こちらは小型でメタリックカラーが美しいゾウムシですが、どれだけ調べても名前がわかりません。だからとても珍しくきっと貴重なゾウムシです。標本希望でしたのでいつもの簡易標本にしてさらに観察ができるようにつくります。クラスでもみんなにご紹介してあげましょう。 お疲れ様でした。いよいよ正午になりました。子ども達もお弁当の時間になりました。

今日は「PARADISE」という名の冷たいフレーバーティーを。パパイヤ、マンゴなど果実ミックスのお紅茶。約10時間水出しでつくってみました。優しいお味になったかしら。

カンカン照りの中、皆さまのお力添えをいただき有難うございました。お陰様でさらに庭に細やかな手が加えられ、子ども達を支える優しい意識が広がる場所となりました。お疲れがでられませんように。
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本日は、園内通信「お知らせ23」をお出ししました。
内容は、
◇ 「ひみつの森」の”パパの日”スタート!

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