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June 27, 2007

●6月27日(水) / 紫陽花・発表会リハーサル終了・当園バレーボールチームが優勝!・園内通信

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   <アジサイ> ユキノシタ科  学名 Hydrangea macrophylla
                       別名 ハイドランジア

今年は、薄紫色系のアジサイがたくさん咲いています。日本原産の紫陽花は国内でも昔から愛されている花ですが、最も古くは桃山時代の狩野永徳作の障壁画「松紫陽花図」(重要文化財指定/南禅寺)が、紫陽花を描いた初期の頃の絵として残っているようです。
アジサイの花後は短く刈り込んでも、また次の年には新芽がしっかり伸びてきてくれます。この地植えのアジサイの下に、以前に鉢植えで手に入れてからずっと花が咲かないままだったアナベル(ヨーロッパアジサイの種類)を置いたままだったことを思い出しました。そろそろ手入れをしてあげなければいけません。
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昨日、今日の二日間、1学期生活発表会のリハーサルを9時半より行いました。ビデオカメラ2台とカメラ2台での撮影も無事終了しました。演技をする子は日頃の練習の成果を笑顔で力いっぱい発揮できましたし、一方演技を終えて舞台を見守るお客さんとしての態度もなかなか立派なものでした。各クラスで作り上げてきたお遊戯を、28日29日の保護者鑑賞日にはお家の方々に楽しみにご覧いただけたらと存じます。
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 【左京地区PTAバレーボール大会 北白川幼稚園バレーボールチーム優勝!!】
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昨日の試合終了後、優勝トロフィーと賞状が、チームのお母さまの手により園に届けられました。お母さま方は、常々何よりバレーボールを楽しむこと、そしてチームの調和を第一に日々練習を重ねている旨仰っておいででした。そして昨日、突き抜けたようなお二人の笑顔にはうっすら涙が浮かんでいました。ユニフォームに刻まれたラテン語Concordia(コンコルディア=調和)のように、一人一人の調和の心がこんなにも大きな結果に結びついたことを、とても嬉しくお祝い申し上げました。二日間のリハーサルに臨む子どもたちがお遊戯に取り組んできた姿と、お母さま方の試合の姿が重なります。
バレーボールチームのお母さま方、心よりおめでとうございます。
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本日は、園内通信「お知らせ36」「お知らせ37」を持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ36」
◇ 生活発表会保護者鑑賞日について(補足)
◇ 「中学生生き方探求・チャレンジ体験」受け入れについて
◇ 「保護者の声(HP)」について
◇ 祝優勝!左京地区PTAバレーボール大会速報
◇ 絵本貸し出しについて

「お知らせ37」(年長用)
◇ 月ぐみ水泳教室について
◇ 月ぐみ視力検査について

June 25, 2007

●6月25日(月) / 柏葉紫陽花・園内通信

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     <カシワバアジサイ>   ユキノシタ科
                      学名 Hydrangea quercifolia
                      別名 スノーフレーク

色とりどりのアジサイが美しい頃、このカシワバアジサイも今年はさらに大きな株になり、多くの白い円錐状の花穂をつけてくれました。葉の形が、柏餅を包む柏の葉に似ていることから柏葉アジサイと名付けられました。これは八重咲スノーフレークの種類。

紫陽花の原産地は日本です。京都には、宇治の三室戸寺のあじさい園,西京区大原野の善峯寺などその他アジサイの名所がたくさんあります。そう言えば大原三千院にも、多くのアジサイが咲く裏庭がありましたが今も咲いている頃でしょうか。
その昔、P.F.シーボルトが日本のアジサイに魅せられてヨーロッパに持ち帰ったことにより、ヨーロッパでも多くの品種改良が行われて、800~1000種以上のアジサイが育てられています。
フランス北部、ノルマンディ地方ジヴェル二ーには画家モネの庭がありますが、日本がとても好きだった彼の庭にもフジ,スイレン,アジサイなどの美しいブルーの花々が咲いている頃でしょう。同じくノルマンディのヴァランジュヴィル・シュル・メールという小さな村に、神秘的なアジサイ庭園「「シャムロック庭園」」があります。ヨーロッパ一のアジサイの収集家であるコリンヌ・マレさんという女性がご夫婦で維持管理するシャムロック庭園も、日本と同じアジサイの季節6月から9月一杯まで開園しています。酸性が勝ったシャムロックの土は、アジサイを魔法のように見事に咲かせてくれるそうです。
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      【御結婚おめでとうございます】
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週末は、3月末に退職された純世先生の挙式,披露宴が北山ル・アンジェ教会で執り行われました。梅雨の最中の夏日のように晴れた一日、まさにカシワバアジサイと同じく純白の美しいジューン・ブライドでした。挙式後の中庭には、元ほし組の子どもたちや保護者の方々が中心に大勢がお越しになり、先生のご両親もその様子には驚いておいででした。最後に撮影された子どもたちが取り巻く記念写真は、先生ご夫婦の思い出の宝物になることでしょう。岩倉にお住まいですから、今後たびたびお目にかかれることと存じます。お幸せをお祈りしています!
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本日は、園内通信「お知らせ34」「お知らせ35」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ34」
◇ 内科診断(先週末21日,22日実施)の総括
「お知らせ35」
◇ 尿検査,ぎょう虫検査について
  ・検査用品5種類をお持ち帰りいただきました。 

June 21, 2007

●6月21日(木) / ホタルブクロ・カブトがいたよ!・園内通信

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   <ホタルブクロ>(蛍袋)    キキヨウ科 ホタルブクロ属
                      学名 Campanula puncutata

ラテン語学名の「Campanula」は小さな鐘を意味しますが、カンパネラと言えばリストの代表作で、鐘の音が遠くから響いてくるように、オクターブの指使いで音色を効かせる美しい曲「ラ・カンパネラ」が思い浮かびます。また、別名ツリガネソウとも言うように、下向きに揃って咲く様子はなるほど可愛らしい鐘のようです。私は、小学生の時に信州の山で高山植物の存在を知り、ヤマホタルブクロに出会ったのがこの植物を知るきっかけでした。
このお山にも、たった一株ですが、毎年同じ場所に咲いてくれるホタルブクロがあります。この和名ホタルブクロの名の由来は、子どもがちょうどこの花が咲く季節に現れるホタルを中に入れて、虫かご代わりにしていたからとか、提灯を「火垂る(提灯の古語)」と呼んだからなどと言われていますが、どちらも風情豊かな初夏の風物詩を思わせます。実際に、ホタルがこの花の中にいることがあるようで、実はこの中で休憩するのが好きなのかも知れません。
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6月も早後半。お山は毎朝、ウグイスの声やコゲラ(キツツキの仲間)が木の幹をつつく音が響きます。そして朝9時前になると、入れ替わりに子どもたちの元気な声に包まれてお山の一日がはじまります。

子どもたちの大好きなダンゴムシは、昆虫ではなくエビやカニと同じ甲殻類の仲間です。お母さん(メス)は、真っ黒のお父さんダンゴムシとは異なり、背中に金色の点々がついていることは今ではみんなが知っていますが、そのお腹をひっくり返してみるとお腹の袋(育房←いくぼう)に、たまごをたくさん抱いているのが近頃見られます。お庭遊びの最中、子どもの手の平でお腹の袋が破れ、薄黄色の赤ちゃんが山ほど(100匹以上)出てくるところに出会うこともあります。赤ちゃんは、秋を過ぎて冬を越して、来年の夏まで約1年かけて大人になります。ほかに、糸のように細いカマキリの子どもにも出会います。手の平に乗せて観察しているシーンをよく見かけます。

こうしてたくさんの命が育っていることを嬉しく思うこの頃、保護者のお母さま方の中には、ご出産を控え大切な命を身ごもっていらっしゃる方が大勢いらっしゃいます。先日、「陣痛が始まりましたので、お迎えは代わりの○○さんに・・・」とお電話を頂戴したときには驚きましたが、無事ご出産されますようにと、ただただ祈るような心境になりました。そして、無事のご出産をお聞きした折りには、皆で安心しました。今後、夏休みから秋にかけ、暑い夏を乗り越えてご出産される方もおいでです。どうぞお体ご自愛下さいますように。
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【お庭にカブトムシがいたんだ!】 / 年少児外遊びのとき        
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  <カブトムシのメス♀>     <ぼくが見つけたよ!ってKくん>
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<昆虫ゼリーをあげたら、ペロリと二つ食べちゃったよ。またお山に帰してあげよう>
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本日は、園内通信「お知らせ31」「お知らせ32」「お知らせ33」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ31」
◇ 昨日の避難訓練(左京消防署より消防士さん3名来園)についてのご報告
「お知らせ32」
◇ 1学期生活発表会(保護者鑑賞日)・左京地区PTAバレーボール大会のお知らせ
「お知らせ33」
◇ 悪天候(注意報,警報発令)の場合の保育について

June 19, 2007

●6月19日(火) / アジサイ・週末アゲハが羽化したよ!・園内通信

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   <色づきはじめた紫陽花>  学名 Hydrangea macrophylla 
                      ユキノシタ科
                      原産 日本

「山の学校」に紫陽花の花を飾るため、カットした不要な葉を5,6枚重ねたときにふと昔の懐かしい思い出が浮かんできました。小さい頃の“おままごと”のときに、みどり色の瑞々しく葉脈のくっきりとした紫陽花の葉を重ねて、緑のお野菜用として使っていたことでした。あまりよく切れないナイフ(おもちゃ用なので)でしたが、葉が肉厚なのでそれなりに切り応えがあるのが嬉しかった記憶があります。青い匂いが漂い、普段の食卓にのる本物のお野菜のような出来映えは思わず食べてみたくなるくらいでした。

紫陽花の原産地は日本で、古く中国からヨーロッパにも広まりました。樹高1~2m、梅雨時6~7月にブルー,パープル,ピンクなどの雨に映える美しい花を咲かせてくれるのが楽しみです。
花の色が土壌のpH濃度によって微妙に変化するのも、毎年ちょっとした楽しみ。花のつぼみのころは薄緑色から白く変化、次に淡いブルーやピンクなどになり徐々に花色は濃くなっていきます。
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            【羽化後のアゲハ(ナミアゲハ)】
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         <触角,複眼,口吻がはっきり見えます>
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   <キアゲハに似た色>        <抜け殻>         <本棚でサナギから羽化後>
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<サナギの皮を破って約30分程で外へ出ます。ハネが空気に触れて徐々に広がり、約5分間でハネ
が伸びきります。体が固まるまで1時間ほどは動かずにじっとしていますが徐々にハネを動かします>
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<同じ場所で、ハネを閉じたり広げたりしています。前バネ後ろバネ左右2枚ずつ計4枚のハネがあります>
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<幼虫時代、サナギになる時にもあまり遠くへ行かず、育ったミカンの枝で羽化した一匹>
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<ハネがのび切ると、体の余分な水分などを出します。さあ、いよいよ飛び立つ準備OK!>
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<窓を開けたら、梅の若枝に止まりました。少しずつ動きながら、今にも飛び立ちそうです。
西の空からは夕陽が射して、アゲハの旅立ちを見守り照らしてくれています>
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先週金曜日の午後3時頃、近衛中学校の生徒さん達が園を訪問され、室内で7月来園(チャレンジ体験)の打ち合わせの会話をしていた時のこと。窓ガラスの隅から何だかハタハタと動く気配がしているので、おやっと目をやると、大きくハネを広げたアゲハチョウが三匹、いよいよ羽化後に飛び立つための練習をしているところでした。続いて、中学生の「あっ」という表情で背後を振り返ると、本棚の隅でさなぎになっていた一匹が、同様にハネを広げはためかせているところでした。アゲハがたくさんいる室内に居合わせた中学生は、突然のことなので驚きが隠せない様子でした。
残念なことは、今回、さなぎが殻から抜け出る瞬間を一度も見るチャンスがなかったことと、週末の降園後の羽化だったので、子どもたちはみどり色の幼虫の頃からさなぎまでを折りに触れ観察していたにもかかわらず、チョウは自然に帰してあげなければならないために、見せてあげることが叶わないことでした。
土曜日のふれあいサタデーが終了し、午後に山の学校でのある会合を終えて園長室に戻ったところ、その数時間の間に再び残りの数匹が羽化していました。15日16日とも、旅立ちに相応しい梅雨間の太陽が照る午後3時半頃に羽化したアゲハチョウ。名残惜しくもあり、でも、元気に飛び立って新しい命を残してくれますようにと祈りながら、太郎先生,亮馬先生とともに西の空に飛び立つ姿を見送ったのでした。
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本日は、園内通信「お知らせ29」「お知らせ30」・(園長便り2)をお持ち帰りいただきました。
「お知らせ29」
◇ 内科診断について 21日(木)・22日(金)両日の実施要領について
「お知らせ30」
◇ 北白川幼稚園オリジナルレインコートについて(購入申込つき)
◇ 福音館おすすめ図書について
 

June 13, 2007

●6月13日(水) / 初夏の花たち・京都の夏がくる・セイヨウオニアザミ・園内通信

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   アジサイの季節がきた     なんの花だろう?つぼみがついているね←昨日の登園時のこと
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   ほらっ 咲いたわ!           はいピース!       大きなアザミの花でした←今日のこと           
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 白バラ “マニトンカスケード”        キンシバイ         今、花いっぱいのドクダミ

初夏と言えば、「コンコンチキチン コンチキチン!」。早、祇園囃子(ばやし)の練習の音が聞こえてくる趣ある季節になりました。先日、久方ぶりに三条通りを歩いていましたら、ある店先に木製の長刀鉾が飾られていて、思わず顔を近づけて見入ってしまいました。今年も7月17日の巡行の日まで京都の街は祇園祭一色になります。私は、やはり先頭長刀鉾の勇姿を見るために、出来るだけ毎年四条へ出向きます。

平安期の貞観11年(869年)に京都に疫病が流行ったとき、その退散を祈って始められた行事だけに、厳かに鉾がすべり出す姿を眺めていると、言葉に出来ない感動がこみ上げてきます。確かに病があっても、ひととき忘れさせ、また吹き飛ばしてくれるかのような力強さがあります。幾多の危機にも直面しつつ、山鉾町関係者の熱意と努力により、今日の日本を代表する祭りを今年もまた見ることができるのは、本当に嬉しいことです。
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 <セイヨウオニアザミ> キク科 アザミ属   
学名 Cirsium vulgare (Savi) Tenore

「あら、こんなところにアザミの葉のようなものが・・」と気づいたのが、5月の半ば頃。アザミ独特の特徴ある葉には刺があります。取りあえず、どんな色の花が咲くのかを楽しみにしましょうと思っていたら、暫くの間にたった一株のアザミが驚くほど大きくなりました。昨日はチクチクとしたネギボウズのようなつぼみがついていましたが、今日のお昼に見ると薄紫色のきれいな花が開いていました。多分、鳥が種を運んできたのでしょう。知らぬ間に植わっているのは大歓迎ですが、葉も花もチクチクするので子どもたちには「触らないで見るだけにしようね」と声をかけています。野に咲くアザミと言うより、あまりに立派なオニアザミは虫媒花の花です。
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本日は、園内通信「お知らせ28」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ お忘れ物のお知らせ(紳士用傘)
◇ 幼稚園の「貸しレインコート」について
◇ 昨年度末退職されましたS先生の結婚式について


June 8, 2007

●6月8日(金)/カピテーヌ・ジョン・イングラム・オトシブミ・ゾウムシ・スジクワガタ・コメツキムシ・園内通信

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  <キャピテーヌ・ジョン・イングラム>  オールドローズ 
                           作出 1854年 M.Laffay フランス

オールドローズとは、1867年以前に存在したバラの総称。現代バラにはないたおやかな花の色、豊かな香りを持つため魅力あるバラです。その品種の多くは一季咲きで半つる性。この種も、苔で覆われたようなつぼみがつき、花が咲く前からその姿を楽しむことができます。ダマスク系の香りあり。そう言えば最近、バラの葉にはよく穴が開いていて、その近くにはオトシブミの姿があります。
またこれは、「蓼科高原バラクライングリッシュガーデン」のナーサリーから苗を持ち帰ったもの。思い返せば、初めてこのガーデンを訪れたのは今から約20年ほど前のことになります。そこにいらしたガーデニングに詳しそうな女性と暫くの間直接お話をすることになりました。蓼科にガーデンの場所を定めた理由、また、広大な土地を開墾して英国式ガーデンを作ることに伴う苦労や、イギリスからの種の輸入許可が下りにくく思うようには計画が進まないことなどを、遠くを見るような眼差しで話しておられました。その彼女が、ガーデンプロデューサーでありオーナーの英国園芸研究家ケイ山田さんでした。まだお花より土のほうが多く見えるお庭を眺めながら、「あと10年もすれば良いお庭になると思います。」と仰っていた通り、今では各地から観光バスがツアーを組んで多くの人々が訪れるイングリッシュガーデンとなっています。私も年に一度は訪ねる大好きな場所です。
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                【オトシブミ】
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       <バラの葉裏にオトシブミの成虫がいます>
        オトシブミ・・・葉を巻いて中に産卵し、4月~8月に成虫が見られます。
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      【ゾウムシ】                              ゾウの様な背中のライン
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見つけようと思って見ているわけではないのですが、なぜかふと目に入ってしまう虫たち。これは何だろう?ゾウムシかな?ゾウムシと言えば、昨年の秋、子どもたちとクヌギやドングリやクリを拾って、お庭の隅っこで石で割って“ゾウムシの幼虫さがし”をしたものです。子どもたちが覚えやすいゾウムシと言う名のごとく、横から見ると本当に背中を丸めたゾウのような形をしているのがユニークです。
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『本日のお庭遊びでの発見!』 
【スジクワガタ】♀ Gちゃんの発見  【オオクシヒゲコメツキ】♂ Sくんの発見
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   クヌギの樹液に集まる       立派なオスの触角は、くしの歯状
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【オオクシヒゲコメツキ】拡大↑
コメツキムシの種類はよく子どもたちが見つけ、体を裏返しては「プチン」と音をたてて跳ね返るのを見て遊んでいます。なので私の小さな頃には、「プッチンムシ」と呼んでいました。この種類はそのようにして遊ぶ気がしないくらいの、大きなコメツキムシの種類。この触角の立派さには驚きです。
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本日は、「お知らせ27」と別紙「お誕生ありがとう運動」のご案内をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 家庭教育相談について(期間 6月13日~15日の3日間)
◇ 避難訓練について
◇ 「お誕生ありがとう運動」について
◇ 課外教室(絵画教室)の6月スケジュール変更について
◇ 実習生のご紹介

June 4, 2007

●6月4日(月) / シャポー・ド・ナポレオン・オトシブミのゆりかご・アゲハはさなぎになったよ・園内通信

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 <シャポー・ド・ナポレオン>  オールドローズ   
                    学名 Rosa centifolia var. 'cristata'
                    1827年頃スイス西部の修道院で発見される
                    
5月後半より、また今年もいくつかの蕾をつけてくれたバラ“シャポー・ド・ナポレオン”。「ナポレオンの帽子」という素敵な名前は勿論、名の通りの苔で覆われたようなつぼみの形から、一目で気に入ったバラの一つ。ダマスク香のよい香りがします。
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 【オトシブミのゆりかご】
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クルクル巻いたサクラの葉    あっ、穴があいてるよ      アリがのぞいてるね

オトシブミは、秋に、コナラ,クヌギ,バラの葉など、葉をクルクルと折り込んで巻き、その中に産卵します。そして、葉っぱのゆりかごが完成したら、それを茎から切り落として土の上に落とすものもいれば、枝にぶら下げたままにするオトシブミの種類もあります。園内では春と秋の時期に、サクラの木の下にこのゆりかごが落ちているのをよく見かけます。今日、子どもたちが巻いた葉を広げて見ていましたが、中は幼虫のフンだけが残りさなぎも成虫も見当たらず、どのゆりかごも、もぬけの殻。木の上で越冬し、この春、成虫に羽化した後、穴をあけてゆりかごの外へ巣立っていったのでしょう。ではなぜ今、黄葉した空っぽのゆりかごが、あちらこちらに落ちてくるのでしょうね?
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 【アゲハのその後】 やはり、週末に脱皮し無事、さなぎになりました。
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上の写真の蛹の下は脱皮した皮。椅子の下や、花瓶の取っ手、ミカンの枝など思い思いの場所で蛹になりました。でも時々、ピクッピクッと左右に動きます。残るは最後の一匹、今朝じっとしていたのでいよいよ蛹になるのかと思ったら、何のなんの。まだまだ元気!とミカンの葉の上で歩きまわっています。
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本日は、園内通信「お知らせ26」を、お持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 第3回ふれあいサタデーのご案内
   ・『歯科医 山下和夫先生より』効果的な歯のみがき方についてご指導いただきます。
   ・歯に関することで、日頃お持ちの不安,疑問についてご質問いただけます。
    (参加申込14日まで)
*別紙「園長だより1」を、お持ち帰りいただきました。

June 1, 2007

●6月1日(金) / ドラセナドラコ・アゲハ5齢が前蛹に・園内通信

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  <ドラセナ・ドラコ> リュウゼツラン科 ドラセナ属  別名 リュウケツジュ(龍血樹)
               学名 Dracaena draco  英名 Dragon tree  原産 カナリア諸島

たんぽぽ組の玄関前に、見上げるほどの高い木があります。そこからは、50cm~60cmの細長い剣のような葉がいくつも落ち、時折その長い葉を束ねながら遊んでいる子どもたちの姿があります。
先日の朝、「なんか匂いがするよ」と口々に子どもたちが言うように、確かにランの花のようなよい香りがしていたので、見上げとみると白い大きな穂状(すいじょう)の花が咲いていました。
木の高さは20m以上にもなり、これはドラセナの中でも最も大きくなる種類。別名を龍血樹と呼ぶように、幹を傷つけると龍の血(ドラゴンズブラッド)と呼ばれる赤い樹液が出てきます。木は千年の寿命を持つとも言われており、実際にカナリア諸島テネリフェ島には、推定樹齢6000年~7000年,幹周15mにもなる木があったそうです。
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【アゲハ幼虫~前蛹へ】
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 <前蛹(ぜんよう)になったアゲハの5齢幼虫/糸で体を固定>

今朝、何気なく夏ミカンの葉にいる幼虫を数えたら、何だか足りない。ふと横を見ると、棚の横に前蛹になるフォームをしたまま動かなくなったアゲハが目に入りました。夜の間に、葉から下りてはい出して、それはまた長い旅をしたものだ・・と驚いてしまいました。そして下右の写真にあるように、上体を左右にモソモソと動かしながら、どうやら口から糸を出しているようでした。暫くすると、後ろから左右に1本の糸でしっかりと固定し一段落です。誰に教わったわけでもないのに、糸で上手く体の支えを完成しました。感心!

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  「あら、こんなところに!」         「何をしたいのだろう?」
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「花瓶の外側を下りてきてストップ」 「あんなに高い場所まで昇ったアゲハも・・」
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<まだまだ、葉を元気に食べ続ける5齢幼虫もいます。体長6~7cmはあり、よく食べよくフンをして健康そのもの>

幼虫は、サナギになるための場所を求めて歩き回るため、意外な場所でサナギに出会うことがあります。この週末には、前蛹から脱皮していよいよサナギになることでしょう。そして、あと10日前後すれば・・・羽化が楽しみです!
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本日は、園内通信「お知らせ24」「お知らせ25」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ24」
◇ 父親参観のご案内
「お知らせ25」
◇ 園の飲料水について
◇ 住所変更のお友だちについて
◇ 実習生のご紹介
◇ 下鴨警察署 婦警さん(元交通巡視員さん)による登園指導
◇ PHP推薦図書のお持ち帰りについて