「となりのトトロ」は有名です。知らない人は少ないと思います。
その中に「さんぽ」と題する歌があり、これまたとても有名です。
あらためてその歌詞の日本語を読んでみると、本園の園歌にしてもよいくらい、ドンピシャのフレーズが続きます。
本園にとって、みなで手をつないで歩くということは、遠足という非日常の世界のできごとでなく、毎日ごはんを食べるのと同じように、当たり前に実践してきたし、これからも実践していく営みです。
体の面、心の面、精神の面にどのような効果があるか、私は測定したことは一度もありません。しかし、直感的にこれはきっと将来にわたって「なにかよい」影響を及ぼすと信じています。
幼稚園の開設初日は、園庭で子どもたちの登園を「待つ」スタートでした。じっとしていて、園児らの登園を待つスタイルはどこか申し訳ない、という初代園長の反省から、その後今の登園スタイルに切り替わりました。
山の上に立って「おいで」と手招きするのではなく、山の下からいっしょに「歩こう」と声を掛け合って楽しく登る。それがお山の幼稚園スタイルです。