今日は3月のお誕生会でした。

少し長い話になりましたが、みな静かに聞いてくれました。

内容は「感謝」についてです。

「ありがとう」とは「あたりまえではない」ということです。

あたりまえでない、と気づくとき感謝が生まれます。

プレゼントをもらうといった目でわかることはすぐに「ありがとう」といえます。

目で見てわかりにくいこともたくさんあります。

たとえば大人(先生や親)に注意を受けることがあります。

「それはダメ」というのはそのまま続けるとダメだとわかるからです。

間違った道に進むのがわかっているのに、そのまま進むのはダメです。だから大人はダメと言います。

それは自分のことを思って言われた言葉であり、すぐに「ありがとう」と言えなくても、あとでよく考えると、言ってもらってありがたかったと思えるでしょう。

毎日元気に通えるのはたくさんの人のおかげです。三学期はあと一週間ですが、その「たくさんの人のおかげ」ということに気づくには十分長いです。

朝の登園はみな手をつないで通います。

年少さんはお兄さん、お姉さんに手をつないでもらって安心して通えます。

お兄さん、お姉さんぐみの人たちも、自分たちも小さい頃は、いっぱい手をつないでもらいました。

言葉に出さなくてもよいのですが、つないでくれた手には「ありがとう」。

そうやって周りを見れば、幼稚園の中にはたくさんの「ありがとう」があります。

今日一日でもいくつ見つかるでしょうか。

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