本年も宜しくお願い申し上げます。

幼稚園は、今日から先生全員が勢揃いし、新学期の準備をしました。お昼には園長室にてささやかな新年会をしました。Ikuko 先生お手製の料理ですが、「いただきます」の前に全員で記念写真をぱちり。さっそく Ikuko Diary に写真がアップされているみたいです。
>>Ikuko Diary
それぞれのご家庭にとって、今年一年が幸せ一杯の年となりますよう、職員一同祈っています。

新しい年を迎える度、だれもが新しい希望を胸に抱きます。しかし、一方で、お正月には年賀状をいただくことで、今までお世話になった方への感謝を新たにしたり、懐かしい友達や先生のことを思い出すこともできます。

希望と思い出と。

幼稚園は・・・と考えました。幼稚園は何をする所なのでしょうか?子ども達が経験すべき事はあれこれ数え上げることができるでしょう。

私は、HPのごあいさつにもありますとおり、「山を駆けまわった!うんとのびのび楽しく遊んだ!友達がたくさん出来た!そうした、幼児期の楽しい思い出づくりに奉仕できる幼稚園でありたいと願っております。」

幼稚園は、子ども達の夢を育てる場所であると言われますが、それは裏を返せば、「思い出」の種をまく場である、ということになるかと思います。

子どもたちもふくめ、私たちが「夢」をもって生きるには、その前提としての「思い出」を大切にはぐくむことが何より重要です。

大切な思い出は、未来になってから過去に戻って作り直すことは不可能です。懐かしい友達、先生は、今一から作り出すことは不可能です。

私の父は、私が小学校を卒業する時、次の言葉を紙に書いてくれました。

「一瞬一瞬。二度と来ないこの一瞬。一瞬一瞬を大切にしていこうね。」

この言葉の意味するように、思い出の種をまき、水をかけてじっくり育てるときは今しかないのでしょう。

私は子ども達と一緒にいると、小さい頃の自分に戻って、いっしょに時間を過ごしているような気持ちになります。

過去を振り返る心のゆとりをもちながら、今年も一日一日、子ども達とかかわりながら、子どもたちの、そして私自身の思い出の種まきをしていきたい、と願っています。

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