桜の芽
桜の芽

梅の花が咲き誇る今、桜の花が静かに開花の準備をしています。

今日は今年度最後の俳句の時間を持ちました。いつもと変わらずみんなで声を出して練習し、覚えた人には立って発表してもらいました。ひととおりのやり取りを終えた後、私はみんなが描いた「将来の夢」が力強く仕上がったことを褒めました(今部屋にかかっています)。おもむろに、「園長先生もこの幼稚園を卒園するとき、自分の将来の夢がありました、それはなんだったでしょう?」とクイズ風に聞いてみました。ヒントをいくつか言うと正解を言い当てた園児が現れました。答えは、タクシーの運転手さんでした。

続いて、「先生も、みんなのように、年長の最後に劇をしました。それはなんだったでしょう?」と聞いてみました。答えは、「笑い出したお姫様」というもので、・・・・と切り出しつつ、あらすじを少々紹介。で、先生の役はなんだったと思う?と聞いてみました。正解は、「ヨクナール・はかせ」でした(当時の園長先生の創作)。で、セリフは何だったかというと、(笑わない)お姫様の脈を取り、「うーむ、これはわらわんびょう(病)」と診断結果を発表するというもの。与えられたセリフはこれひとつきり(笑)。(当時は人数が今と違って多かったので^^)。「みんなはえらいなー。あれだけたくさんの台詞を覚えたんだからね」と言いながら、当時と今とを比べる話をいくつかしました。

変わったことも、変わらないままのことも・・・。

こういう雑談調の話はふだんはあまりしませんので、子どもたちは私のなにげない「素話」を食い入るように聞いてくれました。

この一年、子どもたちみんなといっしょに俳句を朗唱できて、私自身とても幸せでした。みんなが大きくなって、どこかで「あれ、この俳句見覚えがあるぞ」と思ってくれたらうれしいです。

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