今日は子規の俳句の三回目です。五・七・五の言葉を覚えたかどうか、みんなで目を閉じて心の中で復唱してみました。みなの前で発表できる、と思った人には手を挙げてごらんと言って、手を挙げた人には発表してもらいました。みなドキドキしながらがんばって発表しました。記念すべき一日目でした。

※毎年ここで書いているのですが、お子さんに発表したかどうかは尋ねないで欲しいというのが私の希望です。最終的には全員堂々と発表し、発表会ではもっとたくさんの台詞を舞台で発表して巣立って行かれます。ですから、大船に乗った気持ちで見守って下さい。今日どうだったか、とか、人より先だとか、後だとか・・・そういうことは問わず、自分から得意げに言うのを「待つ」のがよいと思います。ここで私が何も書かなければよいのかもしれませんが、どのみち子どもたちが家で俳句のことを話し、それが回り回ってお母さん方の耳に届きますので、この取り組みについての私の考えをこうしてじかにお伝えしたいと思いました。

次に、今日驚いたことがあります。今日紹介した園児の作品に「うさぎはね ぴょんぴょんはねる おもしろい」というのがありましたが、これは火曜日に紹介した「・・・ぴょんぴょんはねて・・・」というBちゃんの俳句とよく似ていました。「あ、前にあった!」という子どもたち。「どこが違うかな?」と聞くと、みんな黙って考えます。しばらくして「『る』と『て』が違う」と正解を言い当てる子。じつは、これらの作品のルーツは、Cちゃんの「・・・ぴょんぴょんとんで・・・」にありました。9月の作品です。「Cちゃんの俳句はどこが違ったかな?」と聞くと、しばらくしてから、また「『とんで』やった!」と正解を言う子が現れました!先生同士顔を見合わせて驚きました。子どもたちの記憶力は素晴らしいと思いました。

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