昨日は俳句がありました。子規の俳句を復習し、発表できる人に手を挙げて発表してもらいました。

ひとつお願いがあります。どうかお子さんに、発表した?と尋ねないで下さい(^^)。もう尋ねられたかも知れませんが。逆に、自分から嬉しそうに発表したよ、とお子さんが告げられたかも知れません。

お楽しみはこれからです。三学期の劇の発表につながる大事な基礎に当たる取り組みですので、一人一人の顔をよく見ながら、全員が笑顔で発表できるまで、応援していきます。

俳句にしても、絵画にしても、人前で発表することについて、子どもたちはいろいろな態度を示します。

昨日手を挙げなかった子どもたちは、みな発表できる力を十分持っています。いろいろな気持ちが心の中で渦巻いているのだと思いながら、子どもたちの顔を見ておりました。唇を噛んでいる子もいました。

私が一番大事だと思うことは一つだけです。それは、「真剣に取り組む」と言うことです。今の年長児で真剣でない子は一人もいません。だから、全員マルなのです。担任の先生から窺ったところ、俳句の時間以外にも、子どもたち同士で俳句を言いあう姿も見られるようです。

昨日は、子どもたちの作った俳句がとても多く、その紹介に時間を費やしました。正座している時間も今までで一番長かったので、さすがに最後に少し集中力がきれかかりました。

「もう少しでゴール。がんばろう。リレーを思い出して。」と言いました。そして、「リレーは何人で走ったかな?」と聞きました。

クラスの「全員で」運動場をぐるぐる何周も回ったわけです(「2人ではしった」という答えも返ってきましたが)。小さい組さんは短い距離を走っただけです(ただし一生懸命に)。自分たちは、「みんな全員でバトンをつなぎ、あの広い校庭を何周も走りぬいたのです!」という自覚を再度促しました。

だから、俳句も長くなったけれど、しんどいのはみな同じ。みんなでもうひと踏ん張りゴールを目指してがんばろう!と気合いを入れました。

リレーのモチーフは小学校に上がってからも大事だと思います。勉強は自分のためにするもの、という考えが多いように思いますが、それだとモーティべーションは先細りします。

小学校に上がってからの勉強は、みなで力を合わせて進めていくものです。また、そういう勉強の仕方を知っている人は、個人として受験勉強に力を入れても短期間で力を伸ばしますし、社会に出てからも、学んだことを存分に生かします。

俳句の時間は「皆で真剣に学ぶ時間を共有すること」に一番の意義があります。

関連記事:

コメントをどうぞ