Ikuko Diaryに、登園直後に私が家のお母さんに電話しているシーンが出ていますが、今までどれだけたくさんの子どもたちのおうちに電話したことでしょうか。

泣きながら「でんわしてね」と言われて、「電話するよ」と返事し、またしばらくして「でんわしてね」と言われたとき、タイミングを見計らって「なんていえばいいかな?」と聞きかえすこともします。そうすると、「?」と一瞬考える表情になり、小さい子どもなりに自分を顧みる視点を持ちます。

もちろん、子どもの方から「ああ言って、こう言って」と言うことはないので、私から、「『お兄さんにつないでもらって頑張って幼稚園に着いたよ』と言おうか」など、「うん」と言ってもらえるようなことをあれこれ言いながら、時間をかせぎつつ、幼稚園に向かいます。

a white lie.罪のない嘘ということですが、スマホを取り出し、ほんとうに電話をかけてやりとりしているように思ってもらうには、それなりの演技が必要です。そこは真剣にやります。

もしお子さんに「えんちょうせんせいからでんわがあった?」と聞かれることがあれば、「うん、あったよ。がんばって登ったんだってね」と話を合わせていただけたらさいわいです。

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