ごあいさつ

DSCF0691

お山の幼稚園の教育とは

本園は、大文字山とは斜め向かいの、自然に恵まれた小高い山の上にあり、別名を”お山の幼稚園”と呼ばれています。

山の上まで上がると緑の中を思う存分走り回ることができます。耳を澄ませば鳥の声、虫の声を聞くことができます。子どもたちは自然の懐に包まれて、四季の移ろいを肌で感じることができます。

知育偏重の現代、体格はできても体力がない、知識は豊富でも意志が弱い、けじめがない、人の痛みが分からない…etc。将来のためには、心とからだの健康づくりこそ、幼児期につちかっておかねばならない、教育の原点であろうと思います。

そのためにも本園では、先生たちによる歩いての送り迎えを実施しています。毎日かなりの道のりを歩きながら、ひとりでに足腰が強くなります。と同時に、社会に触れ、自然に触れ、時には困難に触れながら、耐える力、いとおしむ心、感動する心を身につけていきます。

本園はまた、子ども同士の遊びを大切に考えております。子どもは、友達との遊びを通して、心とからだをぶっつけ合いながら、思考力、理解力、判断力、実行力を養っていきます。社会性も、やさしさも、いたわりも、友情も………。

山を駆けまわった!うんとのびのび楽しく遊んだ!友達がたくさん出来た!そうした、幼児期の楽しい思い出づくりを大切にする幼稚園でありたいと願っております。

園長 山下太郎

自然のなかで過ごす意義

本園は東山三十六峰の一つ北白川山にあり、子ども達は自然に抱かれて毎日のびのびと過ごしています。

園内の二つ目の庭であるビオトープ・ガーデン“ひみつの庭”では、野鳥の声に耳を傾けながら季節ごとの植物、昆虫、水辺の生き物に出会い目をきらきらと輝かせます。

大木を通り抜ける風を感じながらしばらく歩くと、そこは園庭つづきの“ひみつの森”。ここでは五感をとぎすませて仲間と遊びます。そのまま森をぬけ、落ち葉を踏みしめる音のリズムを感じながら小川へ下ることもあります。

幼児期の子ども達にとって「今」一番大切なことは何でしょうか。四季が刻々と変化する自然の中で心を解き放ち、美しいもの、不思議なもの、神秘的なものとの出会いにより好奇心が守られるとともに豊かな感受性が育まれること。

ここに、人生の土台となる幼児期を過ごす上でもっとも意義深い「何か」があると信じて、今日も子ども達をお迎えしています。

副園長 山下育子