子どもたちの「ものがたり」─みんないつも一生懸命─

生活発表会も終わって、一学期も残すところわずかとなりました。

あっという間に1学期も終盤に近づいてきました。子どもたちは、生活発表会の成功に向けて、最後の練習に励んでいます。とはいいましても、子どもたちにとり、多数の保護者の前で演技するのはたいへん緊張しますので、当日はどんなハプニングが起こるのかはわかりません。どうか、「結果」だけで会のよしあしを判断されませぬようお願い申し上げます。

かりに、園としてもそういった「結果」のみを重視した場合、普段の練習を倍に増やし、演技の指導から、見栄えをよくするための「笑顔」の作り方の指導から、来る日も来る日もトレーニングに明け暮れないといけないでしょう。

教育の場として、生活発表会をどう位置づけるか?について、園の考えを述べますと、日頃の練習の中に大切な教育のチャンスが転がっている、と考えます。クラスが一つになって、一つの目標に向かって力を合わせる時間をいかに共有できたか、そこに価値を見出したいと思います。

たしかに当日は、多くの保護者の皆様に演技を「見て頂く」という側面はございますが、今述べた「教育のねらい」から申しますと、子どもたちにピリッとした、緊張する「場」を提供できるのは保護者のお力を借りてこそである、と考えさせていただくことも可能です。保護者の真剣な、しかし愛情に満ちた視線を受けて、子どもたちは日頃真剣になって練習することの意味を知り、多くの大人から大きな励ましを受け取ることができるのです。

そういった意味で、子どもたちにとっても、保護者のみなさまにとっても、心に残る生活発表の場がもてますよう、宜しくご協力をお願い致します。なお、当日はできるだけ「生」で演技をごらんいただけるよう、リハーサルの時間を利用してビデオ撮影をさせていただきます。

さて、オンリーワン──ナンバーワンでなく──という言葉がありますように、一人一人のお子さんにはそれぞれの成長の「歴史」がございます。生活発表に限らず、園生活には、保護者のみなさまにお伝えしたいお子さまの成長の「物語」がいっぱい詰まっています。先生にとっても、「生活発表会」は「お一人お一人一生懸命がんばっておられますよ!」というメッセージをご家庭に直接お届けできる数少ないチャンスです。どうぞ各担任の真摯な気持ちをおくみ取りいただければ幸いです。

最後に蛇足を少々。当園では、日頃の保育の取り組みを具体的にお伝えする「場」として、月末に「学年だより」を発行して参りましたが、今月号からその内容をバージョンアップしてお届けします。従来のレイアウトに加え、誕生日を迎えたお子さんへのインタビュー、お山の絵本通信を追加しました。また、月末お持ち帰りの「その月に習ったお歌」につきましては、従来と違って「楽譜」を載せた曲もあります。お家でピアノにあわせてお子さんとご一緒に歌われるなどお楽しみ下さい。

(平成15年6月30日)

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